闘諍は当然に ページ21
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男1「うぉい、こんな所に獲物がいたぞ」
目の前にいるのは、小汚い服をまとった男達。
先程、屈強そうな男どもが、50人ばかり なだれ込んできた
男2「なんだよ、たいした もんは持ってなさそうだなぁー」
どいつも人相が悪い。
ナイフをギラつかせている者もいれば、棍棒を手にしている者もいる
こいつらの目的は金目当てらしいが、生憎そんなものは持っていない。ということは、どうせ喧嘩をふっかけられるのがオチなのだ
「ふーん。面倒だね」
ハク「…なんだ山賊か」
キジャ「なんだとは、なんだ？」
怯えもしないで仏頂面でいる僕らにとっては無関心と言って言いほど、その明眸には何も映らない。
そんな僕らを中心にして、山賊らはジリジリと距離をつめ寄ってきていた
男1「でもよぉ、この兄ちゃんなんか
きれーな顔してるし、売れそうなツラしてやがるぜぇ？」
そう言って、1人の男が僕の頬にナイフを当てたがった
ペチペチとそれで頬を叩き、そこからはナイフの冷たさが伝わってくる
悪声が耳元に響き、ひどく虫酸が走った。
キジャ「貴様、Aに汚い手で触るとは許さんっ」
ハク「白蛇様 奇遇だな。俺もイライラしてたまらんねぇ」
それを近くで見ていたキジャとハクが怒りの色を表した
瞳に宿した殺気に気付かない男はさらに言葉を続ける
男1「兄ちゃんよぉ。このきれーな顔を傷付けられたくなかったら、大人しくしてろなァ？」
ツゥーと、ナイフを頬にそって滑らせ白い肌に一筋の赤い線が浮かんだ
茂みに隠れていたユンとヨナ様も心配そうに見ている
「…はは、そうですねぇ。
でも、そこまで僕は大人じゃないんですよ」
やっと口を開いた僕からは、乾いた笑いと共に挑発するような言葉が出た。
温和な表情とは裏腹に声はゾッとするほど冷淡かつ、低い。
男1「あァん？てめえ、何言って＿」
バリンッ
話をさえぎるように響いた、金属のような物が割れる音
突然、頬に当てていたナイフが跡形もなく飛び散ったのだ
山賊ら「「 ッッ！？ 」」
山賊らは一気に顔を青くした。
なんだなんだと、どよめいていく
男1「な、なんでナイフがッッ」
「……さぁ何ででしょう」
にこ、と笑った僕は、けして温かみのあるものではない。背筋が凍るかのような冷たい笑みだった
「…後悔すればいいさ」
僕らを襲おうとしたことを。
ドクン＿＿
白龍と紫龍
二人の龍の血がざわめいた
ラッキーアイテム
かんざし
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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翔(プロフ) - 初めまして、いつも楽しみに読ませていただいております。更新楽しみにしております。 (6月2日 21時) (
レス) @page32 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)
メリエリ(プロフ) - どうもこんにちは！すごく面白いです！続きが気になります！また、時間があったら更新お願いしますっ！待ってますよ！！ (2021年6月27日 20時) (レス) id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
爺(プロフ) - はじめまして。暁のヨナを見てこの作品に出逢いました。表現がとても上手で続きがすごく気になりあっという間に読み上げてしまいました。とてもいいお話で続きが気になります。お忙しいとは思いますが更新待ってます(^_^) (2019年3月13日 23時) (レス) id: 5c4434e6d7 (このIDを非表示/違反報告)
フジ - この作品大好きです！続き楽しみにしています！！頑張ってください！ (2016年7月12日 22時) (レス) id: d2069fecf0 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 雪(プロフ) - 早く続きが見たいです〜笑 更新頑張ってください！楽しみにしてます(*^^*) (2016年5月9日 16時) (レス) id: 3701746fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十朱 | 作成日時：2015年1月18日 9時
