02 ページ3
＊
松「あ、こんにちは。初めまして。今日担当させていただきます、カメラマンの松原です」
ト「お願いします。水溜りボンドのトミーです」
カ「カンタです、お願いします」
黒い肌にイケイケのヘアスタイル、トミー以上に香水の匂いをさせたその男性は、なんだかいやらしい匂いがした気がした。
カ「…俺らも絡みありで撮るのかな」
ト「さぁ？そうなんじゃね？」
カ「いやだーーーーっ」
ト「ねえwうるさいんだけどw」
カ「緊張しちゃうじゃん！！」
ト「写真撮るだけだろ、うるせえなぁw」
カ「いつも思うんだけど、なんでそんな余裕なの！？百戦錬磨かよっ」
ト「言い方悪りぃなぁ〜w」
そんな話をしながら衣装に着替え、ヘアメイクを終え、スタジオに入る。
カ「あれ、そういえばモデルさんに挨拶行ってないじゃん」
ト「あ、ほんとだ」
カ「もしかしてやっぱり絡みないんじゃない！？」
松「残念wありますよ〜w」
カ「10万回死んだ……」
ト「www死にすぎだろw」
カ「あの、僕らご挨拶に伺ってなくて……」
松「ふふ、大丈夫ですよw」
ト「……？」
軽い会話をしながら、仮撮りを終える。
松「よし、じゃあ本撮りしますか…モデルさん呼んできてくれる？」
そうスタッフに命じて。
どうやら絡みの時間が刻一刻と近づいているらしい……
カ「はぁ〜緊張する〜」
ト「いつまで言ってんだよwww」
ス「モデルさん入られまーす」
その一言で俺の背筋は伸びたし、目線は上に飛んでった。
ト「……あw」
トミーが笑気を含んだ声を漏らしたのが気になったけど、俺の目線は上のまま。すると軽い足音が俺の前でピタッと止まる。
カ「あ、あのっ、ふつつつつかものですが！よろしくおねがいしますっ！！！」
ぶんっと頭を下げると、クスクスと可愛らしい笑い声が聞こえる。
「ふふ、こちらこそよろしくお願いします。」
カ「……え？」
ト「まさかすぎじゃんw」
声の主の方に目を向けると、濃いめのメイクを施した顔でにこやかに笑うAがいた。
カ「え！？えーーっ！？モデルってA！？え！？ドッキリ！？トミー！？」
ト「いや俺も知らんかったw」
「ちなみに私も知らなかったよw」
松「まさかAちゃんと知り合いだったとはね〜」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 659人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さやか(プロフ) - よいちょちょ丸。さん» 大好きな作品なのでこれからも応援してます(^O^)！あの…リクエストとかって出来たりしますか…？ (2021年8月12日 20時) (
レス) id: 6e558772fb (このIDを非表示/違反報告)
ユリ(プロフ) - よいちょちょ丸。さん» りょうくんは推しなのでwこれからも頑張ってください(*`∀´*) (2021年8月8日 23時) (レス) id: 667be50b60 (このIDを非表示/違反報告)
よいちょちょ丸。(プロフ) - なっとうさん» コメントありがとうございます！何度も…！！なんと！！嬉しいっ！！応援ありがとうございます(^^) (2021年8月5日 14時) (レス) id: 08de0d4f9b (このIDを非表示/違反報告)
なっとう(プロフ) - 何度も読み返していたので更新とっても嬉しいです！！これからも密かに応援しています！！ (2021年8月5日 11時) (レス) id: ccd4ee481b (このIDを非表示/違反報告)
よいちょちょ丸。(プロフ) - さやかさん» コメントありがとうございます！さやかさんからのコメント見て、「待ってくれてる人があるううううおおああ書くぞおおおお」と気合いを入れ直して、心折れてた途中の話書き切れました！2話だけやけど！w背中押してくれてありがとうございました！！ (2021年8月5日 1時) (レス) id: 08de0d4f9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よいちょちょ丸。 | 作成日時：2020年5月25日 0時
