KZ×コナンー２ー (ページ14)

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地獄の始まり←？！ページ14

それから、女子会が始まった。
坊主共も、神妙な顔つきで、固唾を呑んでいる。……うん。

やっぱり、緊張するのだろう。

やけに静かに感じるが、蘭達は平然と話続ける。

「ねー、彩ちゃんってさぁ、男の子達の中で、好きな子とか、居ないわけ？」

おいっ…！

俺らが居る場で、その質問は無いだろう！←知ったこっちゃねーわ

彩ちゃんは、羞じらった様に僅かに頬を染めて俯く。
言葉を選んでいるようで、なんだか園子に殴りかかりたい思いで一杯になった。
……ほら、可哀想だろ？

「えっと… 」

「 ……！」

幾つもの視線が、彩ちゃんに飛び交う。
ゔー……。
申し訳無さすぎて、顔さえまともに見れねーわ←といいつつ、ガン見する奴

坊主共も、息を潜めて彩ちゃんの出方を疑っている。
普段生意気だとか思う此奴らも、中々可愛い所があるんだな…なんて内心ほくそ笑む。

意を決したのか、真っ直ぐと前を…いや、律儀に園子の方を向いている。

僅かに…ホッと安心した風な安堵が聞こえたのは、俺の気のせいか？
まぁ、いいや。
彩ちゃんは、僅かにはにかみながら口を開いた。

「あのね…私が好きなのは……。＿＿＿＿砂原、だよ」

「あ、アーヤ… 」

言い終わって安心したのか、ジュースを飲み干す彩ちゃん。
ガックリと肩を落とす、坊主共。
良い事を聞いたと喜ぶ、女共。
予想外の展開に笑みを漏らす、優男野郎。

そして…

嫌な予感がした、俺。

この予感は、物の数分で的中することになるのだが、それはまた別の機会に。