第六章 ページ8
もうすぐ終わります!
一人で帰ると、急に涙が零れた。
我慢できなくて、寂しくて悔しくて、堪らなくて。
初恋をした日に、失恋も味わうなんて。
そんなこと、予想してなかった。神様は、酷いよ……
家へ帰った。
置手紙がお母さんから。
−Aへー
おかえり。A、中学校はどうでしたか。楽しかったかな?
新しい友達、出来ましたか?授業は、ついていけたかな?お母さん、心配だな。
Aは、素直に言えないことも、多かったから。心配しちゃうの。
でもね、Aなら大丈夫。優しいから。安心して。私の子だから。
それだから、私に言えないことも言える人、作って欲しいな。
私には出来ないこともやってくれる人、Aの傍に居て欲しい。
大好きだよって、支えてくれる人、信じて欲しい。
わがままかもしれないけど、お願いだから。
じゃあ、勉強ちゃんとやっておくこと。
わかった?おやつは、冷蔵庫の二段目に入ってます。
程々にね。
ーお母さんよりー
お母さんの優しくて見慣れた字に書いてある、
私に言えないことも言える人、作って欲しいな。
私には出来ないこともやってくれる人、Aの傍に居て欲しい。
大好きだよって、支えてくれる人、信じて欲しい。
の文章が、蒼穹と重なった。
支えてくれたのは、蒼穹。大好きな、親友。
でも…蒼穹は、私に話してくれなかった。
壮真君には、言えたのに。
寂しいな。悔しいな。私じゃ、物足りないかな。
やっぱり、壮真君の方が………大事なのかなぁ。
視界が、涙でぼやけた。
手紙に、涙が垂れて、哀しい水たまりを描いた。
泣いても泣いても、胸の裡から何かが沸き上がってきて。
私の感情が、私をめちゃくちゃにしちゃって。
涙が、後から後からあふれてくる。
ねぇ。蒼穹………私、どうしたらよかったの?____
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美月(プロフ) - チョコレートさん» ありがとう!夢主可愛いかなぁ・・嬉しい♪見てくれてありがとー★ (2018年2月12日 8時) (レス) id: 8bca99ae07 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - 更新頑張って!夢主可愛いね♪ (2018年2月12日 6時) (レス) id: eea7e16f75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美月 | 作成日時:2018年1月28日 20時