ドラマから始まる恋 (ページ2)

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彼と出会って初めての5月16日に、

大倉「俺になんか言うことないん？」

A「え？別にないけど、なんかあった？」

すぐに電話がかかってきたことがあった。

大倉「なんかあったちゃうやろー今日誕生日やから！」

A「あぁーそうだったんだ。おめでとう！
今度ご飯奢るからそれで許して」

大倉「来年も再来年もそれ以降も忘れたらあかんで」

A「突然めんどくさい彼氏みたいなこと言うじゃん」

大倉「めんどくさいとか言うなや！
沢山の人におめでとうって言われるけど、
お前からもおめでとうって言われたいんや」

この人、私にそんなこと思うんだぁーと思いながら、

A「はいはい、わかりましたよー」

大倉「じゃあ明日空いてる？」

A 「うん、夜なら」

大倉「奢り、待ってるわ」

A 「行きたいお店送っておいて」

大倉「わかったーじゃあまた連絡するな」

それからは、
毎年かかさず「おめでとう」の電話を入れていた。

そして翌日か前日に欠かさずご飯に行っていた。
あっちから、じゃあご飯行こうって誘ってくる感じで。

こんな大人になってから、
友人想いすぎる私って彼氏出来る気配あるのかなって
考えたりしたこともあったけど、

大倉さんの喜ぶ姿を見ると抜け出せなくなっているところがある。