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どういう意味、?
途端にぐちゃぐちゃだった思考が、今度は真っ白になる。
桃「…気持ち悪いですよね。
俺、重岡さんのこと好きになっちゃったみたいです。」
そう言って、抱きしめている腕を緩めて、
泣きそうな顔で微笑んだ。
桃「もー、やから、辞めましょうって言ったんです。
やのに、重岡さんが引き留めようとするから、」
これで分かりました?と、嫌に明るい声で言った。
状況を理解できずフリーズしていると
また小瀧が話し始める。
桃「でも、会社では今まで通り仲良くしてくださいね?」
違う、待って、
俺も、
立ち上がろうとする小瀧の腕を掴んで、
初めて自分からキスした。
あの時から好きだった。
俺ではない誰かを思ってキスする小瀧に
俺を見ろと言ったあの時から、
俺は小瀧が好きだった。
今日まで知らず知らずのうちに積み重なっていた
気持ちがとめどなく溢れた。
赤「おれ、も、こたきが好き…っ」
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りん(プロフ) - たいちゃんさん» はじめまして!コメントありがとうございます!嬉しいです(´;ω;`)励みになります!頑張って更新していくので、楽しみにしていてください〜 (2020年2月3日 19時) (レス) id: fe4e81bb27 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃん(プロフ) - 初めまして!面白かったです!続きも楽しみにしています(*^^*) (2020年2月3日 0時) (レス) id: 474a113dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2020年1月26日 3時