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ポケットの中のケータイが震えた。
＜重岡さん: 今日家行ってもええ？＞
就業中に、それも重岡さんから誘ってくるなんて珍しい。
いつもは飲んだ日や遊んだ日に次の約束をするか、
そうじゃなければ仕事終わりの時間が大体同じだと
自然とそういう流れになる。
当の本人は向かいの席から、こちらに微笑みかけていた。
とりあえず頷いて、
OKのスタンプだけ送っておいた。
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月末の金曜ということもあり、
少しだけ重岡さんを待たせて、仕事を終えた。
桃「すみません、お待たせしました。」
おつかれ、と大好きな笑顔を向けてくれる。
あー、今週頑張って良かった。
今日は作るのは面倒だから、と
スーパーで惣菜を買うことにした。
桃「仕事中になんて珍しかったですね。」
赤「ん〜、なんか、今日は誰かとご飯食べたい日やってん。」
ぼっち飯って無性に寂しいときあんねんな〜、と
半額シールのついたコロッケを手に取りながら言う。
桃「最近いっつも俺とやから、たまには�霤弔気鵑箸�同期との方が良かったんやないですか？」
赤「え〜、まあ、」
とは言いつつ俺を選んでくれたことは、素直に嬉しい。
あまり話には集中していないようで、
重岡さんははっきりした返答はせず、
惣菜コーナーに目を向けている。
赤「あっ！これ！好きやねん！」
手に取ったのは油淋鶏。
赤「半額ちゃうけど、買ってもええ？」
まるでお菓子をねだる子供のよう、
そういう一面も惜しげもなく見せてくれる。
心開いてくれていることに思わず顔が綻ぶ。
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りん(プロフ) - たいちゃんさん» はじめまして！コメントありがとうございます！嬉しいです(´;ω;`)励みになります！頑張って更新していくので、楽しみにしていてください〜 (2020年2月3日 19時) (
レス) id: fe4e81bb27 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃん(プロフ) - 初めまして！面白かったです！続きも楽しみにしています(*^^*) (2020年2月3日 0時) (レス) id: 474a113dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2020年1月26日 3時
