あとに戻れない、刺さった想いに ページ30
桃side
重岡さんにキスしてしまった。
仕事の延長とはいえ、
なんだかドライブしているみたいで楽しくて、
家に近づく度に、まだ帰りたくないと思ってしまう。
小学生のときの、門限が近くなってきたときの、
あの懐かしい感覚を思い出していた。
別れの時間が近づくほどに、
この時間が、空間が恋しくてたまらなく切ない。
また明日会えるのに、
今この瞬間を終わらせたくない。
赤「じゃあ、お疲れ、
ありがとうな、こんな時間まで」
まだ帰りたくない、
足元へ投げた視線を上げられない。
赤「こたき？ここやろ？」
覗き込まれる。
これ以上何も答えないのは無駄な抵抗、
なんて分かりきってる。
シートベルトを外して、
桃「重岡さん、」
でも顔を見たら、
ほら、またあいつと重なって、
桃「キス、したいです」
そう口にしたらもう止まらなかった。
赤「…えっ？」
そんな困った顔しないで。
衝動は心から、口から溢れて、
桃「お願い…」
止められない。
赤「俺のこと、ちゃんと見てや」
熱く火照った身体に、その声が響いて
我に返った。
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りん(プロフ) - たいちゃんさん» はじめまして！コメントありがとうございます！嬉しいです(´;ω;`)励みになります！頑張って更新していくので、楽しみにしていてください〜 (2020年2月3日 19時) (
レス) id: fe4e81bb27 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃん(プロフ) - 初めまして！面白かったです！続きも楽しみにしています(*^^*) (2020年2月3日 0時) (レス) id: 474a113dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2020年1月26日 3時
