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翔太side
蓮「おい、翔太。あれはひどいんじゃない？」
さっき、たまたまAを見かけた。
俺とAは、中学校の時、一瞬だけ付き合ったことがある。
でも、その時俺は学年でも目立つ、Aとは全然違うグループにいた。
関わってあげたいけど、俺の周りにも女子はいるわけで、
こいつらもうざったいし、なにしろAを傷つけたくなかった。
ある時、隠してた俺らの関係に気づいた、俺の周りの女子がいた。
そん時の俺はバカで、ようやく慣れたこのグループでの位置を無くしたくなかった。
だから、Aのことを使ってまで、いつもいるメンバーの方をとってしまった。
だから、別にAを傷つけたかったからとかじゃなくて、自分を守りたかっただけなんだ。
Aのことは、今でも忘れられないくらい、
好き、なのかは分からないけど、ずっと気になってた。
せっかく、会えたと思ったのに、
高校、同じだと思ってたけど、俺は俺でスポーツ推薦だったし、
あいつは、何も言わずに、俺たちの前からいつの間にか消えていた。
こんなやつと、もう話したくないよな、
「悪い、蓮。あの時、お前まで巻き込んで」
蓮「それ、もう、何回も聞いた。
今はAに謝ることが最優先。」
「ごめん、」
A、ほんとにごめん。
絶対会って謝るから、
謝っても許してもらえるとは思ってないけど、
それでも、言えるようにするから、
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作者名：いなかのこ | 作成日時：2022年2月20日 11時
