171、真紅の薔薇 ページ32
安定side
大「清光!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
僕をかばって検非違使に貫かれた清光に向かって叫ぶ。
大「何でっ、何で!!別に僕は______」
加「...うるさいよ、そんな目の前で騒がなくたって...」
大「はぁ?! っ...馬鹿なのはお前だろ...」
長「はぁっ!!」
清光を刺している検非違使を長谷部が倒す。
途端その存在は消え、清光の体がグラリと傾く。
僕はただ必死に傾いた清光を受け止めた。
大「ねぇ、大丈夫?!しっかりしろよ。.....何で..」
「僕なんて折れても構わなかったのに」
そう言おうとしたのを見透かしたように
加「.......俺。」
清光が震える口から声を絞り出すように話し始めた。
加「前...勝手に折れちゃったろ...誰、も守れないで.....折れるなんて、恥ずかしく...て仕方が、っ。なく...てさ...っ。」
大「何で?!池田屋の事?あの時だってお前は皆を守って折れたんだろ!何でまたこんなこと...」
加「安定を___________________________
大「.....え?」
加「安定を守らなきゃって。...お前焦ると我忘れるだろ...」
......どれだけお前は優しいんだよ。
人が良すぎるよ。 清光。
加「っ....あーー。またAに会えなくなる...のか」
大「何言ってるの、お前本当に。帰るよ、一緒に」
加「っくく....最期くらいさぁ、俺にも。優しくしてよ......」
清光が笑った時、辺り一面真紅の薔薇が咲いたように見えたのは
僕だけじゃないかもしれない。
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怜花(プロフ) - 更新を下さい… (2022年12月27日 12時) (
レス) @page37 id: a4a28791c6 (このIDを非表示/違反報告)
AGOOOOOOO_0822(プロフ) - 更新待ってます… (2022年5月8日 17時) (レス) @page37 id: 561c7d7459 (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - 更新待ってましたーー！！これからも頑張って下さい！応援しています！ (2021年2月3日 18時) (レス) id: 3da8e597eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 面白くてつい夜更かししてしまいました！笑過去編でありえないぐらい泣いたしこれからの展開もとても楽しみです。またいつか、投稿される日まで待っています (2021年1月10日 1時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 過去編で涙が枯れるほど出ました！ここまで深い話を書けるなんて主さん天才です！ (2019年12月22日 19時) (レス) id: 6c6f353021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさ | 作成日時：2015年9月12日 23時
