2 ヶ 月 / 橙 ページ5
『てっちゃん、?
離れちゃったね、』
2年生になって俺とAは初めて
クラスが離れ離れになった。
俺は一応(?)問題児で、
窓ガラス割ったり
実験室で変な気体発生させちゃったり
なにかと他クラスでも有名で
すぐ友達もできたし
”親友 ”
と呼べる奴らもできた。
でもいつも何か足りなくて
いつも何か欲してて
なんだかあっけらかんとした日々が続いていた
『て〜っちゃん』
君のいない生活が始まってから
約2ヶ月。
だいすきな君が現れた
「あ、Aじゃん」
『久々にお話したくって、!』
どうやら君は
Aのいない日々にどんよりとしていた俺とは裏腹に
クラスでもたくさん友達がいて
成績も今んところ優秀。
「さすがだよな、A。」
なんだよ、
『てっちゃんが居ないとやっぱりダメみたい、、』
なんて言ってくれるのかと思ってた。
どうせAのことだから
新しいクラスでもモテモテなんだろう。
この長年の片想いも、もう終わるなあ。
どんどん目の前がぼやけていって
「じゃ、俺、クラス戻るわ」
『あ、そっか、、』
逃げるように君と別れて、教室に戻る。
後で後悔することなんか
目に見えてるのに。
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作者名:トモのすけ | 作成日時:2019年7月17日 19時