首輪が三十六個 ページ37
俺が来たのは、あの店だ。
鈴をカランと鳴らしながら扉を開けると、また首元にナイフがかざされた。
貴「おい、今日話があって来た。」
店員「あぁ、昨日のか。すまねぇなぁ2度も。」
貴「別に気にしねぇ。それより、そんな所に居ねぇで話そうぜ？店長。」
店長「ﾎｯﾎｯ､何の話ですかな？」
俺は店のカウンターに腰掛け、店長がグラスを拭き、店員は俺の隣に座ってる。
貴「本当は、分かってんだろ？お前らは2人は。」
店員「何がだ？」
貴「白々しいなァ？まぁいい。
店長が言っていた俺の気に入りそう者、確かに受け取ったぜ？」
店長「ほぉ、どうでしたかな？」
貴「気に入った。アイツは、俺が貰う(ﾆﾔﾘ」
挑発的にそうニヤ付けば、店員は腰に隠したナイフに手をかざしてる。
貴「さて、ここでネタをバラシしていってやろーか？」
店長「はて？なんの事ですかな？」
貴「ツークンフト・D・フロー。アイツ、この島の大国の王族の息子、だろ？」
店員「ﾊｯ!何言ってやがるんだ？この島には、国もねぇような荒れくれた無法地帯！
どこにそんな国が((貴「あったさ。」ｯ!!」
貴「数十年前、この島には大国があり、栄え、大層貿易に特化した国だった。
だが、この国の闇、生物兵器によって、自滅した国。」
店員「ｯ!?」
貴「その生物兵器がどう言ったものかはもう誰も知らねぇが、確かにそれで滅びた。
そして、その時を待っていたかのように
周りにいた海賊や国の悪い事してる奴等が暴れだし
収拾がつかなくなり、無法地帯となった。そこで、国の王は反省し、自 殺したのが数年前。
その時の王妃が身篭っていたのが、フロー、だろ？」
店長「………。」
ﾁｯ､黙りかよ。まぁいい。勝手に話は続けさせてもらう。
貴「お前達はその時代に国に使えていた使者。
店長は執事兼暗殺者、店員は兵の精鋭部隊総隊長。
お前達は、他に散って行った仲間を見送り、自分達が信じ続けた王の子、フローを守る事にした。
だが、今のこの島では、自分達も生きるので精一杯。
だから、フローを厳しく、そして極力関わらずに育て上げてきた。
可笑しいと思ってたんだよ。この島であんなガキが一人で生きられる筈がねぇ。
だが、育ててる奴が暗殺者に精鋭部隊総隊長ときた、嫌でも生き延びるはなァ？」
店長「それだけでは、私達をそうとは決められないのでは？」
貴「あぁ、だから、決定的な物を持ってきたぜ(ｺﾞﾄｯ」
店長「!!これ、は……。」
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黒狐(プロフ) - みさっとさん» ありがとうございます!!楽しめていただけて何よりです!! (2018年4月12日 7時) (
レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
みさっと - ヤバイ！見てて楽しい！!!ヽ(ﾟдﾟヽ)(ﾉﾟдﾟ)ﾉ!! (2018年4月12日 1時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - クラインさん» ふぁっ！？←わ、わた、私に語彙力等という大層なものはありませんよ！？いえ、とっても嬉しいんですが恐れ多すぎですよぉ//;でも、本当にありがとうございます！ﾌﾛｰ「えと、クライン、ありが、とぉ////」 (2018年3月5日 21時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
クライン(プロフ) - フロー!!!!羨ましいぞｺﾝﾆｬﾛｰ!!!! でもかわいいから恨めない！ 本当黒狐さんの語彙力には文句の付け所が見当たりません(*´∀｀*) (2018年3月5日 20時) (レス) id: ddf821dd9e (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 中村千尋さん» ありがとうございます！私も早く更新できるように頑張ります！！ (2018年3月1日 21時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
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