弐拾漆の札 ページ28
神威side
Aはニヤリと笑いながら、説明した。
貴「僕は式神の力を使ったんだよ。僕の式神、狐影は他の子達とは違って少し特殊でね。
自分が主と認めて契約を交わした者以外に自分の力を自由に使わせる事は出来ないんだよ。」
神威「……その式神の力が影を操る、と言う事か？」
貴「正解。さて、僕はもう行くよ。少しは遊べたしょ？」
神威「待て。まだ終わってないぞ。」
貴「…………暫くこの町に僕は留まってる。大体は禍野で遊んでるから、探しに来てよ(ﾆｺｯ」
Aが笑うと、また胸の辺りがキュゥっと絞められた。
何なんだ、コレ。勘弁しろし。
神威「…………絶対に探し出して、また相手してもらう。」
貴「目、着けられたかな)うん。僕としては大歓迎。今日はもう帰るよ。じゃぁね。」
そう言って現へと帰って行ったA。俺はその場に静かに座ってまた胸に手を当てる。
ドクドクと、いつもの数倍の速さで血を体に回す心臓。
神威「何なんだよ、コレ。ホント、勘弁しろし……////」
頬が熱いと感じるのは、きっと動いたせいだ。
天馬side
遅い←
いや、俺の始めの一言がコレなのは仕方が無い。
何せ学校から帰って来てホテルに戻って、さぁAとの触れ合い←
とか思ってたのにｯ!!
天馬「もう5時間も待ってるんだぞ!?何で帰って来ねぇんだァ!?んん!!?」
狐影「荒ぶるでない天馬殿。主ももう年頃の娘。
遅くまで出て男を連れて来るなど
良くあるはな((天馬「冗談でも言うな。俺が許さねぇｯ!!」天馬殿は主の父か;;」←
Aが男なんて俺は絶対に許さねぇぞ。相手をぶち殺してやるｯ!!←コラァ!?by黒狐
Aが他の男と一緒に居たり連れて帰ってきたり彼氏とか言ってたら←
そう考えたらじっとしてられず、気付ば外を走っていた。
河川敷を走っていたら、チビ助と、背中に水色のモコモコ物体が。
勿論、俺はそれに嫌という程見覚えがあるわけで、走るスピードを上げてチビ助の前に行く。
天馬「チビ助！」
ろ「鸕宮天馬!?ってチビ助言うな!!」
天馬「ﾊｧ､漸く見つけた。どこに行ってたこの水色怠け家出娘！(ｸﾞｲｨｰｯ」
そう言ってAの頬を思い切り引っ張ってやった｡
貴「ミ"ャーーーー!!い、いひゃほてんみゃぁ！はなひてぇ!!」
※い、痛いよ天馬！離して!!
天馬「せめて俺に電話して迎に越させろ!!何かあったらどうすんだコラ！」
貴「だって電話めんどくさ((ｸﾞｲｨｰｯ
ニィーーーー!!ご、ごめんにゃひゃぃ！」←
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黒耀(プロフ) - ひなさん» おぉぉぉおおぉ、ありがとうございますぅぅぅううううう!!!!← (2019年12月1日 17時) (
レス) id: 6196cbc98e (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 久しぶりに来たけど…やはり良きでしたぁぁあ！ (2019年12月1日 14時) (レス) id: 3bd71a33c3 (このIDを非表示/違反報告)
黒煙(プロフ) - 徒花さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです！これからも頑張ります!! (2019年4月5日 10時) (レス) id: 5fa825777d (このIDを非表示/違反報告)
徒花 - この作品初めて見ましたが面白かったです！頑張ってください (2019年4月4日 13時) (レス) id: 5d280f12f7 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 碧泰さん» ありがとうございます！更新頑張ります!! (2018年10月17日 5時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
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