甘さが34 ページ35
翌日 no-side
朝の食堂。いつもは肉の取り合いや注文が殺到し
賑やかで楽しい食堂は辛く重い雰囲気が漂っていた。
ﾊﾙﾀ「……。」
ﾏﾙｺ「……ﾊｧ｡」
ｻｯﾁ「；；おいおい、食堂に全員集合したと思ったら何辛気臭ェ雰囲気にしてんだよ；」
ｲｿﾞｳ「言い分が分からんでもないが、流石になるさ。」
ｼﾞｮｽﾞ「だが誰が1番辛いかって言うと、なぁ。」
ﾋﾞｽﾀ「Aさんは大丈夫なのか。」
ｴｰｽ「………………俺、やっぱAさん連れて来るｯ!!」
何を思ったかAの部屋に向かおうとするエースを周りの者達は必死で止める。
それでも止まらずに暴れ出すエース。いつもの食堂の何百倍もうるさい。
ﾏﾙｺ「ばっ、やめろよい!!今はそっと((ﾄﾞｶｧｰﾝｯ
うぉｯ!!?」
貴方side
貴「ギャーギャーとうるせぇ、満足に寝れもしねぇじゃねぇか。」
部屋で寝ていたのにも関わらず、ギャーギャーと食堂からの騒がしい声が聞こえ
イラついたのでドアを蹴破って中に入って言ってやれば
全員がポカーンとした表情を浮かべた。ンだコイツらキメェ←辛辣ｯ!!by黒煙
ﾏﾙｺ「Aさ、大丈夫なのか？」
貴「あ？何がだよ。つか飯、さっさと用意しろ。」
ｻｯﾁ「あ、おぉ！(ﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ」
ﾌﾛｰ「A……(ｷｭｯ」
食堂の奥の方にいたフローがちょこちょこと歩いて来て俺の手を握る。
貴「どうした？」
ﾌﾛｰ「ｯ!!!!A……。」
今にも泣きだしそうな顔をするフロー。どうしたってんだよ。
ｽｶﾙﾄ「兄さん？フロー？どうしたの？」
貴「さぁな。分かんねぇ。」
ｽｶﾙﾄ「！……そっか。」
各自飯を食べ始めるも。特に騒ぎもせず、チラチラと俺を見る。
何かしら気遣ってんだろうな。別にいいのに。
ｴｰｽ「Aさん、その、ルルシアさんの事……」
ﾊﾙﾀ「バカエース!!余計な事言うな!!!」
ｴｰｽ「………悲しくねぇの？Aさん
あんだけ愛おしそうにしてた人、死んじまったんだぞ？
悲しかったら泣いていいんだぜ？俺達がついてるんだから。」
貴「………慣れてんだよこんなの。」
気遣わなくていい、いつも通り接してくれりゃァいい。
貴「誰かを助けられないのも誰かを見殺しにしてしまうのも
日常として過ごしたあの島。その島から出ても救えない命が確かにある。
だから慣れてる。後ろを振り向く暇はねぇ。
これ以上取りこぼしたくなかったら、前を向くしかねぇんだからな。」
空になった容器をそのままに食堂を出た。
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ホウ - この作品めっちゃおもしろい！更新頑張って！リクエストいいですか？主人公と赤髪でＤキスしないと出られない部屋、お願いします！ (2020年7月5日 9時) (
レス) id: 8dd7cdb4bf (このIDを非表示/違反報告)
アニメ万歳 - 面白いです！更新待ってますね! (2020年5月19日 11時) (レス) id: 56f5347320 (このIDを非表示/違反報告)
ホロロ - この小説好きです。更新待ってます！ (2020年5月5日 16時) (レス) id: 8dd7cdb4bf (このIDを非表示/違反報告)
黒耀(プロフ) - 寿 ライラさん» ありがとうございます!!更新全然できてませんけど最後まで頑張ります!! (2020年3月20日 3時) (レス) id: 6196cbc98e (このIDを非表示/違反報告)
黒耀(プロフ) - シャム猫さん» ヾﾉ≧∀≦)ｲｴｲｴ! (2020年3月20日 3時) (レス) id: 6196cbc98e (このIDを非表示/違反報告)
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