食べたくて喰べたくてタベタクテ【ワンピース】 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:25,302 hit

三食ページ5

ﾏﾙｺ「何だったんだ？急に;」

ｻｯﾁ「俺の腕に、噛み付こうとした、よな;」

Aの周りからゆっくりと離れる者達の目は、相変わらずAに向いてる。

貴「ﾋﾟｸｯ)……。」

ｸﾙｰ「おい！今コイツ動いたぞ!!」

ｲｿﾞｳ「そんな筈ねぇさ。俺は確実にこいつの頭に当て((貴「ﾑｸｯ)アﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ!!」オイオイマジかよ;」

起き上がり笑うAは恐怖の塊そのものだった。

貴「タベ、タベタィ、お腹いっぱい、タベタイｯ!!(ｽﾞｫｫｯ」

Aの腰付近から紫色の鱗に覆われた触手の様なものが2本出てきた。

それを見てすぐに能力を発動し、攻撃しようとしたマルコ。

マルコのその鋭い足の爪の攻撃を簡単に触手の様なもので防ぐA。

ﾏﾙｺ「ｶﾞｷﾞｨﾝｯ)ﾁｯ､なんて硬さだよい!!」

貴「……め、だｯ。」

ｴｰｽ「？な、なんだ？急に…」

ｻｯﾁ「止まった？」

突然として触手とAの動きが止まった。

そして聞こえない声で何かを頻りに呟くA。

戦闘態勢のまま静かに耳をすませる周りの耳に届いたのは

貴「ダメ、だ、エサじゃ、なぃｯ、た、たべちゃ、ダメｯ!!」

ｸﾙｰ「う、うぅっ、うわぁぁぁああｯ!!」

ﾏﾙｺ「！よせ!!」

Aの恐ろしさを目の当たりにし、Aの言葉が耳に入らなかった一人のクルーが

ナイフをAに向けて振り翳していた

ｸﾙｰ「ｶﾞｷﾞｨｯ)!?お、おれ、た？」

貴「………エサ？(ﾆﾀｧｯ」

ｸﾙｰ「ﾋｨｯ!!」

ニタリとあくどい笑を浮かべて今にもくらい付かんばかりのAを止めたのは

？「ﾄﾞｩﾝｯ)ｸﾞﾗﾗﾗｯ、騒がしいと思ったら、何をしてやがる、バカ息子共ォ!」

全『お、オヤジｨｯ!!!!!!』

彼等が親父と慕う、この白ひげ海賊団船長、エドワード・ニューゲートだった。

白ひげの覇王色の覇気により、簡単に気絶したAを白ひげはジッと見つめた後

ｴﾄﾞ「そこの小娘が目を覚ましたら連れて来い。」

ﾏﾙｺ「オヤジ!?だがコイツは仲間を((ｴﾄﾞ「この小娘の意思じゃｧねぇ。

それにコイツｧ忠告をしてた。違うかァ？」ｯ!!」

押し黙ったマルコを一度見てから船長室に戻って行く白ひげ。

彼が言うなら仕方ないとみんなが納得し

甲板にそのまま寝かせて距離を取り、注意深く見ていた。

Aの空腹は限界だ。次に目が覚めた時に真っ先に襲わないとも限らない。

それを知っていながら白ひげはこのままにしておいた。

それは何故か、彼にしか分からない。