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兄が12人 ページ16

俺が巻き上げたアルモノ、それは

貴「瓦礫って、以外と簡単に巻き上げられるな。

いや、王族の者としてこれぐらいは当たり前か?」←

瓦礫だ←

紫葵「な、キサマ、何故オレ達を殺さない?」

困惑した顔で俺を見上げる紫葵。何で殺さないって

貴「殺した所で、お前達が傷付けた者達のイタミは消えないだろ?」

紫葵「ッ。」

貴「俺達妖怪への逆恨み。大いに結構。

だがな、それをした所で

お前達の失ったもの、帰って来たか?」

俺は紫葵の目線までしゃがんで、紫葵の目を見て、そう聞いた。

気まづそうに目を逸らしたくても、逸らせない紫葵。

紫葵「………帰って、来なかった。でも、オレ、オレ達、人間でも、妖怪でも、ない。

どうすれば良かった?オレ達は、人として、生きるべきか?

妖怪として、生きるべきなのかッ!?ッッ、分かる訳がないだろッ!?

目が覚めたら、人間の体なのに、力は、まるで妖怪だッ!

んだよ、それ、バケモノじゃねぇかッ!!!!!!!

バケモノが、どうやって、生きればいい?どうやって、罪、を、償えば、いぃ?」

大粒の涙を流しながら悲痛に叫び泣く紫葵。突如として妖怪の力を手に入れたお前達。

その力は、紛れも無い俺の物。何処から漏れたのか、俺のDNAを採取した奴が、犯人だ。

貴「なら、俺がお前達に罰を与えよう(スッ、パァァアッ」

俺が紅紫に手を翳して妖気を込めると、傷が消えていった。

紅紫「ッん、?し、せぇ?」

紫葵「兄!!(ギュッ」

紅紫「アハハッ、ごめ、紫葵。兄ちゃん、倒れてたww」

紫葵「うるせぇ、クソ兄ッ!」

紅紫「うん。ごめんな?(ナデナデ」

2人で抱き締め合いながら喜び合う2人。俺も、早くエンマとぬらりに会いてぇ。

俺は少し離れた瓦礫に腰掛け、懐から出した煙管を吹かす。

貴「スゥ、フゥゥウッ)……紫葵、紅紫。お前達への罰。それは((紅紫「待ってくれ!」ん?」

紅紫「元々は、ボクが勝手に言い出した事。弟は悪くない。

だから、弟だけでも、見逃してくれッ!!」

紫葵「兄……。」

地面に頭を擦り付けてそう悲願する紅紫と、自分の不甲斐なさに、今にも自 害しそうな紫葵。

貴「ハァ、バカ言ってねぇで顔上げろ。お前達への罰。

それはな?ある奴の元で死ぬまで働いてもらう。良いな?(スゥ、フゥゥウッ」

俺がそういえば、真っ青になる2人。何もそこまで身構えなくてもいいのにな。

貴「来い。居場所が無いなら、与えてやるぜ?(ニヤリ」

兄が13人→←兄が11人



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黒煙(プロフ) - 竜姫さん» ありがとうございます!つ、続き急いで更新しますッ!!!!(´;ω;`)←ネタ切れ気味 (2018年11月9日 11時) (レス) id: a70d2690ad (このIDを非表示/違反報告)
竜姫 - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年11月4日 10時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» 全力で頑張りますッ!!!!!!!!!(あ、嬉しすぎて鼻血、舞い上がりそう〜♪←← (2018年10月14日 13時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - 応援しています。!!!!!!!(( (2018年10月14日 13時) (レス) id: 1ea3b01be1 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» そう言って頂けてとても嬉しいです!!これからも勿論頑張らせて頂きます!! (2018年10月13日 14時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒耀 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年1月8日 2時

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