検索窓
今日:29 hit、昨日:5 hit、合計:98,985 hit

兄が10人 ページ14

桃源霧

アミダ極楽へ行ける死者の思念が集まり、夢を見せる、誰もが望む神域。

桃源郷の更に奥にあり、そう簡単に行けるものではない。

それが桃源霧。

貴「そんな所に簡単に出入りできる奴なんて早々いねぇ(ボソッ」

俺は昨日の出来事を犬と猫に話しておき、ここで邸の修理をして俺を待てと指示を出していた。

んで、俺が今いるのは凰燐邸。最の五門に用がある。

リビングに入って瞬間、最の五門全員が俺に跪いていた。

夜叉「A殿、ワシらの警護が甘かった。すまぬ。」

貴「お前らのせいじゃねぇ。気にするな。」

ルシ「A様…………。」

白娘「……………わてらへの指示を。」

俺は白娘子の言葉に静かに頷いき、指示を出す。

貴「これより、最の五門には桃源霧周辺の護衛に当たらせる。

俺は中で弟とぬらりを連れ帰る。それまで、ネズミ1匹、外に出さねぇようにしろ。

いいか。次の失敗は許されねぇ。命懸けでやれ。」

全『ハッ!!!』

俺が指示を出すと、直ぐに紫の煙を出して向かった5人。さて、俺も行くか。

貴「罪人には罰を、な?(ニヤリ」

俺の手中の奴等に手を出したんだ。どうなっても、俺は知らねぇ。



_____________

________

_____


時間ぴったりに俺は桃源霧に着いた。淡い黄色の雲に覆われ、中は見えない。

雲の中に慎重に入ってく。特に何事もなく、雲が晴れると、目の前には

澄んだ湖、流れ落ちる滝、緑豊かな庭、赤い桟橋と、幻想的な光景が。

少し奥の方に目をやると、屋敷が。大きさが有り得ない。

巨人の住処かと思うほどの大きさに少し驚きながらも中に入る。

中の大広間らしき所の扉の前に行くと、中から妖気が2つ感じられた。

扉を開けようと手を伸ばすも、勝手に開いていった扉。

少しの眩しさに目を細め、落ち着いてきたと思って目を開くと

?「やぁ!遅かった?ね。」

?2「阿呆か。時間通りだ。」

俺の目の前には、ぬらりと弟を攫ったあの妖怪が2人。だが、この2人には妙な違和感がある。

どことなく、妖怪とは異なる者の気配がある。まぁ、勘だがな←

貴「約束は果たした。返してもらうぞ、2人を。」

?「うーん。返すの?」

?2「いい加減にしろ。オレ達の復讐はまだ終わっていない。」

貴「生憎、人に恨まれるような生活を送ったつもりはねぇぞ。」

?2「黙れ。オレ達は貴様ら王家の者を殺した後、この世の全ての妖怪を殺すッ!!」

深い憎しみ、悲しみ。嫌という程、"見える"。

兄が11人→←兄が9人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒煙(プロフ) - 竜姫さん» ありがとうございます!つ、続き急いで更新しますッ!!!!(´;ω;`)←ネタ切れ気味 (2018年11月9日 11時) (レス) id: a70d2690ad (このIDを非表示/違反報告)
竜姫 - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年11月4日 10時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» 全力で頑張りますッ!!!!!!!!!(あ、嬉しすぎて鼻血、舞い上がりそう〜♪←← (2018年10月14日 13時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - 応援しています。!!!!!!!(( (2018年10月14日 13時) (レス) id: 1ea3b01be1 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» そう言って頂けてとても嬉しいです!!これからも勿論頑張らせて頂きます!! (2018年10月13日 14時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒耀 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年1月8日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。