年上、年下、同い年。

◆世微光（Vo.）× 年上彼女 03 ページ42

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「……Aってテレン以外に会ったことある？」

「マッシュのバンド？いや、ないかな。かろうじて、たまたますれ違ったことがあるのはフレデリックの赤頭さん、やっけ？」

「合ってる。……まあそうだよなあ」

「なになに。そんなに会わせたくないの？私の事」





私がニヤニヤとそう言うと、「ん、」とこれまたかわいく頷くもんだから、これだから年下男子はたまらない。

Twitterとかを見てる感じだとファンの人達は想像できないだろうなー、なんて思うと、いいだろう？なんて誰に言うでもなく威張りたくなる。





「そんなね、心配せんでももう私おばさんやから。アラサーやで？アラサー。こわいわ〜もう30になってまう〜」

「……そうか。A、健司くんと同い年か」

「え、誰？……あ、待って。分かる。フレデリックの三原健司くんやろ！」

「……、」

「え、違うの？あれじゃないん、二卵生の双子がおるんやろ？名前忘れたけど」





顔はだいたい何となくわかる。ただその顔と名前とグループ名が未だに結びつかない。


一応テレンの情報はSNSやらなにやらで追っていたので、MASHROOM2019とかいうなにやら楽しそうなイベントの様子も確認済みだ。




するとするり、と首元に擦り寄ってくるのはもちろん先程同様大きな子供くん。





「……Aがやりたいなら応援するけど、絶対拓也さんとか好きそうだもんな……」




はて、拓也さんとは、どこの誰だろうか。


なんて思いながら、すりすりと本当に犬のように甘えてくる大のことが可愛くて可愛くて仕方がなくて、あーやっぱり別のところ探そっかなー、いやむしろ嫉妬する姿もいいのかも？なんて1人で想像を膨らましていた。







「……Aからキスしてよ」

「えー。あ、てかお風呂。入らんの？」

「んー……Aも入ろ」

「やだよ、一回はいったのに」





そうやって拗ねる姿もかわええよ、なんて言ったらきっと怒るだろうから、言いません。








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ひたすら甘える松本大さんめちゃかわ……
やまたくとの関係性もものすごく好きなんですよね。
「大を見れば今バンドがどうなのかが凄くわかる」
って、いや知り尽くしてんなー！みたいな。
いいな、マッシュ、いい会社ですよね。

ではまた。
ヨムヨム、でした。

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