年上、年下、同い年。

◇世微光（Vo.）× 同い年彼女 03 ページ12

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「ん〜Aはほんまかわいいなあ」

「いやあの拓也さん、そんなことよりめっちゃくちゃ体勢がしんどいです、わたし」

「いやAちゃんそこちゃうくない？(笑)」




えっ？とキョトンとすると、こちらもこれまた頼れるかわいい(？)ベーシスト、あきらかにあきらことあきらさんにどうも笑われてしまった。


いやでもそれが一大事なんですよねー本当に。右手がほら、あー痛い痛い、腕もつりそ……




「……っわ、お」




もう、また今度はなんだ……？


次に引っ張られたのは左手だ。かなりの強い力だったからか酔ってぽやぽやとする拓也さんからは容易に離れることができ、しかし今度は……





「……大」

「隙、多すぎだから」

「……すみません」



さっきとは違って、ふんわりとした、手つき。


またもや意外な人物からの意外な行動に驚きを隠せないからなのか、なんだろうな。


…………さっきからかなり、心臓がドクンドクンとうるさい。





「……あれ、Aは？」

「……ここです」

「あ？……おーおいおい大〜おれのAやぞ〜」

「アホ、お前のでもないわ。今日は飲みすぎ」




ぼんやりと、あきらさんが拓也さんに水を手渡ししているのを見つめる。




「……っえ、ちょ、っと？」



するとまた、急にぎゅっと力任せに抱きしめ直されたかと思いきや、





「……拓也さんはやめとけ」





そう、囁いてくるもんだから。
その言葉はしかも、掠れたような、彼だけの独特なあの声。






いや、………そんなものを右耳にぶっこむ、とか。





「……な、……なんなの、ちょっと」




動揺せざるを、得ないではないか。






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ありがとうございます。
テレンボーカルのまつもっさん、でした。
いい声してますよねえ、彼。
同期の彼女のまっすぐな言葉にいつも素直になれないんだけど、実はずっと好きで、今日の飲み会も心配でずっと見てた…みたいな感じにしたかったんですが急にやまたく先輩を出してしまい、すみません。
やまたく先輩、お酒強いらしいですけど酔っ払うとスキンシップ多めになる、のかな。
どうなのかな。そうだとかわいいな。

ではまた。だんだん長くなっちゃうな(笑)
ヨムヨムでした。

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