第58話《tn》 ページ18
tn視点
今、俺は
tn「着いたな」
グルッペン、ゾム、オスマン、ひとらん、コネシマと
zm「ここが、第3領地…なん？」
kn「ほーん…俺らがいない間に好き勝手にやっとるみたいやな」
決行犯のエミリー＝ホワイトリーを捕まえるため
第3領地にいる。
だが、これはどういうことや
gr「ふむ…」
荒れ果てた土地
何も生えてこなくなった田畑
飢えた農民
ht「…民の血税を一体なんだと思っているんだ」
このようになった場合
民の方から我々の軍へと要請をだすことができる
…だが
tn「要請をかき消しとったな？こいつら…」
俺たちで話し合っていると、話しかけてきた農民がいた
「っか、幹部、様…！おね、お願いします、この領地を、救って、お願いします、…っ」
縋り付くように泣き、助けを乞う少女
…Aと、同じぐらいやん、この子
こんな子供も苦しめるなんて、尚更粛清が必要みたいやな
tn「絶対、助けたる。それまで待っとってな。」
足元で土下座をする少女を起こし、抱きしめる
痩せ細った体
栄養が行き届いていないんやな。
ht「ここは少し危ないから、今は家に帰ってくれないかな？」
「っは、はぃ、っ…」
ひとらんがそう言うと、少女はどこかへ行ってしまった
os「あんな風にAちゃんにもやれめう」
tn「やれたらよかったのになぁ…」
gr「やめてやれオスマン先生。こいつもうメンタル死んでるゾ」
os「さ、ホワイトリー家へ行こうや」
gr「話変えんなオッサン」
os「あ“？」
gr「ｻｰｾﾝ」
kn「いつまで茶番続けるんや…ほら、行くで」
行くで、と行っても家は案外近かった
zm「うっわ、…」
屋敷はそれはもう酷かった
民の税を貪り、作った欲望に塗れた屋敷は
ただの汚物にしか見えへんかった
ht「何、この臭い…臭いんだけど」
香水のような、アロマのような臭いが何重にも重なり、強烈な臭いを生み出している
gr「我慢しろ。」
グルさんがそう言い、ベルを鳴らす
「どちら様で……っ!?そ、総統閣下、…!?」
gr「この家に居る者共に用が有る。通せ。これは命令だ」
「っで、ですが」
tn「総統命令に逆らう気なん？やったら殺るしかなくなるで」
「っひ…ど、どうぞっ…お入りください」
ギィ…と開く扉
ホールのど真ん中に有る階段
そこにはおびただしい量の宝石類があしらわれている
tn「ほんま、腐っとるな」
その時
gr「ホワイトリー伯爵。貴殿に話がある。今すぐここにこい」
宣戦布告が出された。
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うさまる - これからも頑張ってください応援してます(長文失礼しました) (4月24日 18時) (
レス) id: 4c17b50875 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» 長文ありがとうございます🥹応援嬉しいです😭 (4月24日 17時) (レス) @page19 id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - tn氏…カ…カッケェ…！！ 親子どっちも不器用なのほんとよき… まじですこです！体調にはお気をつけください！！応援してます！！！！ 長文失礼しました(ˇ ˇ *) (4月24日 4時) (レス) @page19 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - うさまるさん» ありがとございますめぅ🥺がんばるめう！！ (4月23日 21時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
うさまる - 面白いです。頑張ってくださいめぅ (4月23日 18時) (レス) @page18 id: 4c17b50875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：曹達水 | 作成日時：2024年3月2日 16時
