第57話《tn》 ページ17
tn視点
俺は、未だに気になっている
ひとらんらんが言った、呪いという言葉を。
tn「…なあ、どういうことなんや。Aが、呪われとるなんて」
ht「…俺が、少し”視える“のはトントンも知ってるよね？」
視える、というのは、まあ…そういう類のモノやんな。
ht「あの時、ハッキリとレイラの姿が見えた」
tn「っは、…？」
レイラの、姿？
まさか、
tn「レイラが、Aを…、？」
ht「いいや、違う」
ht「あれは、誰かから受けた呪いの影響だ。…少ししか見えないはずの俺にも見えるって言うことは、…それだけ、強い呪いなんだ」
tn「…なんや、それ。一体誰が、Aを…!!!」
ここで、思い出したことがある
あの時、確かに
tn「…レイラの声が、」
何も見えない俺にも聞こえるレベルの呪い
…あの子が、どれだけ苦しんだのか。
そう思うと、腸が煮えくり返りそうになった
そのとき。
rb「その事やけどな。もう調べは着いたで。」
tn「ほんまか!?」
Aを、助けられる
ht「待って、トントン」
ht「呪いを解いたとしても、Aは、それだけじゃ救えないよ」
そんなの、
tn「わかっとるよ。…今は、少しでもあの子の負担を減らしてやりたいんや」
rb「…やっと、覚悟決まったんやな」
ふと、呟かれる言葉
rb「一時は、怖かったわ。これから、Aは、どうなってまうんやろ、って。…でも、トントンが居るなら、もう安心やな」
tn「…あの子も、そう思ってくれてるやろか」
酷いことを、何度もしてしまった
離れないといいながら、離れ。
しまいにはあの子をあそこまで追い込んでしまった
gr「自信を持て、この野郎」
tn「グルさん、」
gr「今からソイツらぶちのめしてAと一緒に甘いモン食べに行くんだ。早く準備してくれ。」
ut「みんなで、一緒にな」
shp「それが、あの子の願いですから。叶えるのが俺達の役目っスよ」
嗚呼
俺は、こんなにも。
素晴らしい仲間に囲まれているじゃないか
早く、あの子を救わなければ
父親として。
tn「…ロボロ、ソイツらの情報は？」
rb「ん、居場所はこの国の第3領地。決行犯は＿＿」
＿＿エミリー＝ホワイトリー。
この国の第3領地を治めるホワイトリー家の者。
前に脱税の件で1度警告を受けた半没落貴族やな。
脱税、そして俺の可愛い娘に呪いをかけ、苦しませた
tn「絶対、後悔させてやるからな」
俺達の娘を、傷つけたことを。
そして、生きていることを。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 328人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさまる - これからも頑張ってください応援してます(長文失礼しました) (4月24日 18時) (
レス) id: 4c17b50875 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» 長文ありがとうございます🥹応援嬉しいです😭 (4月24日 17時) (レス) @page19 id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - tn氏…カ…カッケェ…！！ 親子どっちも不器用なのほんとよき… まじですこです！体調にはお気をつけください！！応援してます！！！！ 長文失礼しました(ˇ ˇ *) (4月24日 4時) (レス) @page19 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - うさまるさん» ありがとございますめぅ🥺がんばるめう！！ (4月23日 21時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
うさまる - 面白いです。頑張ってくださいめぅ (4月23日 18時) (レス) @page18 id: 4c17b50875 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：曹達水 | 作成日時：2024年3月2日 16時
