第54話 ページ14
A視点
愛してる。
頭の中でぐるぐると廻る
もう、訳がわからない
「っげほ、…」
愛してる、なんて言葉を吐くおとうさん
その後ろで、わたしを睨むおかあさん
対極の2人。
じっ、とおかあさんを見る
綺麗な金髪に、宝石のような青い瞳
そんな目が、わたしを見る度に濁っていく
やめて、わたしを、みないで
『何故、私じゃないの』
『そこにいるべきは、私なのに』
…そんなの、知ってるよ
「…ぁぁ、…」
ほんと、嫌になっちゃう
その時、らんちゃんの手が、私の目を覆う
ht「大丈夫。何も居ないよ。」
「な、…で、…？」
なんで、わかるの
ht「この子に近づくな。悪霊めが。」
os「なんか、おるんやな？」
ht「居る、というより…呪いに近いかな」
のろ、い？
tn「さっきから何を言ってるんや、悪霊やら、呪いやら…」
ht「それは後で話してあげるよ。…それより、どう？もう、なんも居ないでしょ？」
そう言われ、視界が明るくなる
「ぁ、…れ？」
本当に、いない
肩の荷がふっと、降りたように感じる
がくん、と身体に力が入らなくなる
tn「おっ、…大丈夫か？」
「う、ん」
で、もなんで、
そんな目をしながら、らんちゃんをみる
ht「…」
にこ、と優しい笑みを向けられただけ。
…詮索、しないほうがいいのかな
gr「もう、話は済んだか？」
ぞろぞろと、みんながでてくる
gr「帰るぞ。私達の家へ」
…わたし、たち
zm「トントン、運ぶの変わろか？」
tn「…いや、俺がやりたいんや」
zm「そう、か。わかった。」
おとうさんに抱えられ、車へ向かう
zm「足、冷たいなぁ、」
ぞむくんが、わたしの足をあっためてくれる
zm「よお、がんばったなあ」
よしよし、というふうにあたまをなでられる
あったかいなあ
でも、
がんばっては、ないんだよね
むしろ、なにもしてないのに
…いまだけ。そう、いまだけでいいから
「ん、…」
甘えさせてほしい。
許されないことだって、わかってる
でも、でも、…さみしいの、
「も、と…」
わたしを、許さないで。
zm「うん、うん…ずっと、撫でたるからなあ」
おかあさんを、奪ってごめんなさい
いつか、きっと。
おかあさんに謝りに行かなきゃ
夢が叶うなら。
おかあさんを、生き返らせたい
わたしを、身代わりにして
それが、みんなのしあわせ
“わたしのしあわせは、どうなるの”
そんなの、いらないよ。
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うさまる - これからも頑張ってください応援してます(長文失礼しました) (4月24日 18時) (
レス) id: 4c17b50875 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - 人外人間白乃雫さん» 長文ありがとうございます🥹応援嬉しいです😭 (4月24日 17時) (レス) @page19 id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - tn氏…カ…カッケェ…！！ 親子どっちも不器用なのほんとよき… まじですこです！体調にはお気をつけください！！応援してます！！！！ 長文失礼しました(ˇ ˇ *) (4月24日 4時) (レス) @page19 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - うさまるさん» ありがとございますめぅ🥺がんばるめう！！ (4月23日 21時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
うさまる - 面白いです。頑張ってくださいめぅ (4月23日 18時) (レス) @page18 id: 4c17b50875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：曹達水 | 作成日時：2024年3月2日 16時
