第35話《sn視点》 ページ44
sn視点
約半日前。Aちゃんが意識不明の状態で運ばれてきた
…階段の下に居たことから、誰かが落としたのだろう、と俺らは考えている
まあ、今はその前にAちゃんの怪我の具合だ。
骨折はしていなかったけど全身的な打撲。
…それ以外に、他の誰かにつけられたであろう痣と傷。
そして、
sn「…リスカ跡、ねぇ…」
さあ、ここからが問題だ
Aちゃんはこの事を聞いても話してはくれないし、むしろ心の傷が増えてしまうであろう
sn「…俺じゃ、無理なんだよね」
なあ、トントン。
ま、そんなこと言っても仕方ないんだけどさ
医務室前に着くと、中から声が聞こえてきた。
sn「!」
扉を開けると、Aちゃんが起きていた
起きてるなら呼んでほしい…とは言ったけど
…なんだか、顔がスッキリしてる。
お話できたんやね。
sn「…ほんと、不器用な親子。」
「…？せんせ、何か言った？」
sn「いや、なんでもないや。それよりA。特に異常はないし、部屋には戻れるけど…どうする？」
軽めの検診をして、問題が無かったから部屋には戻れるけど、…出来ることなら医務室にいて欲しい
「うーん…」
tn「…なんかあったらあれやし、明日まで医務室居っとき。」
「そうしとくかな」
よかった。
sn「ん、わかった。ベッド1番奥のやつ空けとくね。なんかあったらナースコール押すこと。…って言っても、休憩時間とかもみんな来て、Aについてると思うし、大丈夫だと思うけどね」
そう言うと、……久しぶりの、本物の笑顔を見せてくれた
「…ふへ、嬉しいなぁ…」
tn、sn「!!」
tn「かっ”……わよぉっ…」
ああ、かわいいなあ
sn「新しい扉開く1歩手前は行ったわ」
tn「Aの前でそんなこと言うなや粛清すんぞ」
sn「お？？掘るよ？？」
tn「サーセン」
あの子の忘れ形見。なんとしてでも、俺達が守り抜く。
…だから、そんな悲しい顔をしないでほしいな。
君には、笑顔が1番似合うんよ。
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ナ - 夢主ぢゃん....もっと大人に頼っていい”のよ....(泣)....所々夢主ちゃんに共感できる所があるからますます幸せになってほしい....！！ (2月23日 23時) (
レス) @page49 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - みかんさん» あわわ…！面白いだなんて✨ありがとうございます！ (12月25日 9時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 素敵な作品に出会えました🥲後半ずっと涙が出てきて…胸が苦しくなったり、トン氏の親バカな所など、本当に面白いです！！これからも楽しみにしています！！ (12月25日 1時) (レス) @page39 id: c2142a4a55 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - 鈴仙さん» 素敵な作品だなんて！！✨😭ありがとうございます🥺🥺これからも小説いっぱい書いてきます！！ (12月24日 21時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴仙 - こんな闇のある話ひさひぶりに読みました😢(ガチで泣いた) これからも素敵な作品を描いてください！ (12月24日 16時) (レス) @page39 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：曹達水 | 作成日時：2023年6月21日 20時
