第28話 ページ33
A視点
tn「…お、はよう…A、…よかった、…ッ…」
……え、？
ない、てる
「ぇ、あ…お、ぉと、…さん」
tn「よがった…ッ…起きて、くれて…」
tn「A、Aッ”…」
ぎゅ、とはぐされ、頭を撫でられる
…？？
これは、現実？
げんじつ、なわけない
おとうさんが、わたしのためにないて、わたしをなでるなんて、あるはずない
…でも、あったかい
ゆめなら、こんな感触なんてない
なみだが染みる感じも、服の匂いも、体温の温かさなんて
…じゃあ、これは
「…げん、じつ…、」
tn「すぐ、っ見つけれなくて、ごめんなぁっ…、ひとりで、ずっと、寂しかったやろぉ…っ」
どきっ、となる
tn「ただでざえっ…いっつもひとりでにしとるのに、…」
tn「だめなおとうさんでっ、ごめんなぁ…」
ちがう
そんなことを言わせたいわけじゃないんだ
tn「これからは、おとうさんといっしょにいような、」
…はえ、
「…ほん、と…？」
「いっしょに、いれるの、…？」
その一言で救われる
鼻をすする声がへり、赤い目も落ち着いてきたおとうさん
tn「しばらく、やすみ貰ったんよ」
…え？
tn「いままで、家族らしいことなんて一つもできひんかった」
tn「…やから、この休みで、少しでもそういうことをやってやりたいんや」
「…やり、たいこと…」
おとうさんといっしょだったら、なんだってやりたい
tn「…気づいてたのに、俺は聞けなかった」
tn「…言えるなら、俺に悩みを、打ち明けてくれへんか、A」
バレてる
…でも、こんなこと言ったら、おとうさんのことを困らせちゃうもん
「…悩んでることなんて、ないよ、」
ごめんね、嘘なんかついちゃって
tn「…嘘なんは、知っとるよ。俺が困るから、って自分に言い聞かせて何も言わへんのは、昔からの癖やんな」
…
tn「…いつか、話してくれるなら。」
tn「俺は、ずぅーっと待ってるから」
…はは、
こんなに、おとうさんはわたしのことを思ってくれてる
なのになんだ、わたしは
お母さんの方が大事？わたしをみてくれるわけない？
…ちゃんと、みてくれてるじゃん、
「…ごめん、ね」
いつか、ちゃんと言えるようになるから
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ナ - 夢主ぢゃん....もっと大人に頼っていい”のよ....(泣)....所々夢主ちゃんに共感できる所があるからますます幸せになってほしい....！！ (2月23日 23時) (
レス) @page49 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - みかんさん» あわわ…！面白いだなんて✨ありがとうございます！ (12月25日 9時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 素敵な作品に出会えました🥲後半ずっと涙が出てきて…胸が苦しくなったり、トン氏の親バカな所など、本当に面白いです！！これからも楽しみにしています！！ (12月25日 1時) (レス) @page39 id: c2142a4a55 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - 鈴仙さん» 素敵な作品だなんて！！✨😭ありがとうございます🥺🥺これからも小説いっぱい書いてきます！！ (12月24日 21時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴仙 - こんな闇のある話ひさひぶりに読みました😢(ガチで泣いた) これからも素敵な作品を描いてください！ (12月24日 16時) (レス) @page39 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：曹達水 | 作成日時：2023年6月21日 20時
