書記長様の娘ちゃん【d!】

第21話⚠い/じめ表現有！ ページ25

A視点

ピピピ…と、無機質な音

よし、ちゃんと５時に起きれた

…勉強、しなきゃ

でも、なんだかしたくないなあ

やらなきゃ、お父さんは褒めてくれないよ

そんな気持ちがぐるぐるして、段々沈んでいって

結局勉強は出来ず、朝ごはんの時間になった。

ごはんを食べたあとは学校に行く準備

制服を着て、お父さんにいってきます、を……

…きょうは、やめとこうかな

お父さん、なんだか機嫌悪かったし

私なんかがいったらもっと悪くなっちゃうよね

……学校、行こう

廊下に出て、裏口へ。きょうは、静かだなあ

いつもは誰かいるのに。まあ、いいや

裏口につき、いつも通り出て、学校に向かう

学校の前。いつもドキドキしてる。きょうは、どんなことが起こるんだろう

教室に入り、自分の机を見た

その上には花瓶が置いてあり、そして1輪の菊

そして机の落書き。

わたし、なにかしちゃったのかな

してないよ。してないのに、こんなことが起きてる

…どこかで盗み聞きした事。

わたしの学力が高いのを羨み妬んだ人達が、これをしてるんだって

…こんなことに時間を割く位なら勉強に時間を割いたらいいのに

はあ…

「くっだらない」

そう言った瞬間、腕になにかが投げられた

そして

「ふん。強がっちゃって。ほんとは泣きたいぐらい痛いでしょ？」

クラスのリーダー格であり、いじめの主犯である女子が話しかけてきた

「…ふふ、痛いわけないでしょ。こんなくだらないことに時間を割く連中の攻撃なんか。」

そうしゃおちゃん流に煽ると、この女子は

「〜〜〜ッ”〜!!!いい加減にしなさいよｯ!?あんたが、あんたが居るせいでこっちは毎日毎日親に嫌味言われ続けてんだからねッ!!?ほんっとウザイ！早く消えればいいのに!!!」

こう逆ギレする

毎日毎日同じ言い方。私より少し劣るこの女子は貴族の親にグチグチと文句を言われているらしい

でも、そんなこと私は関係ないのになあ

わたしはお父さんに褒めてもらいたくてやってるの。

いっぱいいっぱいね。

そんなことも知らずに言ってくるなら

「私なんかに時間割く前に自分に時間を割いたらどう？こんなくだらないことやるから親にも言われるんだよ。…あ、ごめんね？悪口とかじゃなくて、これは事実だからさ」

「ッ〜〜!!」

そうまた煽ると相手はどこかへ行ってしまった

はあ、まったくどうなってんだろうこの学校

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Aちゃんは(いじめっ子とかには)か弱くはないです。むしろ強いです

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