第9話 ページ11
A視点
あれからお父さんとようさいへ帰ってきた
ようさいへついた途端、お父さんは私の手をぱっと離してどこかへ行っちゃった
さみしいな
でもお仕事だもん。我慢しなきゃ
…
「………いい、なあ…」
お父さんと一緒にお仕事できるぐるちゃんが羨ましくなっちゃう
お父さんは
わたしのことを見てるようで、でも
なにか、別の人を見てるような気がして
別の人、っていうのはもうなんとなくわかるんだけどね
私とお母さんの、お揃いのこの青い目
これを見て、私を通して、お母さんをなんとなく見てる気がする
……この、めがもし赤かったらお父さんはわたしをみてくれるのかな、
……さがしてみようかな
図書館へ向かうとき、廊下にお父さんとぐるちゃんがいた
楽しそうに話してて、お父さんもぐるちゃんも笑ってた
「………わたし、にはあんな顔みせたことないのに、…」
少なくとも、わたしの記憶の中ではあんな笑顔を向けられたことなんてない
ぐるちゃんも、お父さんも赤い目
わたしは青い目
…やっぱり、赤い目になったら、私の事見てくれるんだよね
でも、赤い目になってもほんとの私の目は青色で。
ほんとの私を見てくれる訳では無い
「…っ…ひ、ぐっ…」
泣くな
お父さんに見られたらどうするの
はやく、収まって
泣かれるのをみられたくなくて、その場を立ち去ろうとした時
tn「そこにいるの…Aなん？」
gr「…A？」
バレた
バレたバレたバレちゃった
どうしよう
ど、どこか隠れる場所
そう考えてる間にだんだんお父さんとぐるちゃんが近づいてくる
か、隠れてる暇なんてないよね
逃げ、なきゃ
tn「やっぱAやん……!?って、なんで、泣いて…」
「ご、ごめんなさいっ、なんでもないの、ま、また後でね！」
そう言い、図書館へと走る
後ろからお父さんは追いかけてはこなかった
……ちょっと、だけ期待した自分がいた
もしかしたら、追いかけてくれるんじゃないか、とか
「……ばっかみたい」
そんなこと、あるわけないじゃん
「図書館、行かないと」
でも、目の色を変える方法ってあるのかなあ
＿＿＿
だんだんシリアスっぽくなってきた…
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ナ - 夢主ぢゃん....もっと大人に頼っていい”のよ....(泣)....所々夢主ちゃんに共感できる所があるからますます幸せになってほしい....！！ (2月23日 23時) (
レス) @page49 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - みかんさん» あわわ…！面白いだなんて✨ありがとうございます！ (12月25日 9時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 素敵な作品に出会えました🥲後半ずっと涙が出てきて…胸が苦しくなったり、トン氏の親バカな所など、本当に面白いです！！これからも楽しみにしています！！ (12月25日 1時) (レス) @page39 id: c2142a4a55 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - 鈴仙さん» 素敵な作品だなんて！！✨😭ありがとうございます🥺🥺これからも小説いっぱい書いてきます！！ (12月24日 21時) (レス) id: a612f5afd4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴仙 - こんな闇のある話ひさひぶりに読みました😢(ガチで泣いた) これからも素敵な作品を描いてください！ (12月24日 16時) (レス) @page39 id: 5c08d5ef79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：曹達水 | 作成日時：2023年6月21日 20時
