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子猫が5匹 ページ7

ブルーロックの世界に転生していたことを知った私。


とりあえず、糸師兄弟について行く。


会ったからには、推し様のことをじっくりと拝見させて貰います!


「あれ、兄ちゃん。猫がついて来てる」


「ほっとけ」


秒でバレた。


『にゃーお』


でも着いて行こう。猫だから不審者認定はされない。大丈夫。


『ゴロゴロ』


冴さんの足に頭を擦り付ける。


「なんだよ(おまえ)


冴さんすごく良い匂いする。


「めっちゃ人慣れしてる猫だな。兄ちゃんのこと気に入ってんのか?」


そう言って凛さんが少しだけ微笑む。


はいそれはもう凄く気に入っております。あ、待って凛さんその微笑みは反則。全私が死んでしまう。


『ゴロゴロ』


今度は凛さんの足に頭を擦り付ける。


あの笑顔を見ていたら色々ヤバイ。


「あ、おれにも」


「凛も気に入られてるじゃねえか」


そう言って、冴さんが凛さんに微笑んだ。


こ、これがあの、弟の凛さんにだけ見せる冴さんの微笑み……!


ダメだ。もういろいろ限界まで来てる。


そう思い、来た道を戻ろうとすると、聞き捨てならない発言が聞こえてきた。


「こいつ、凛に似てるな」


私はその言葉で、金縛りにあった様に体が固まる。


「え、そうか?」


凛は、面食らったような表情をする。


「黒色で、目が青色。おまえに似てるだろ」


冴が爆弾発言を落とす。


「でも、兄ちゃんも(こいつ)に似てるよ。目の色とか」


凛も続けて爆弾発言を落とした。


「そうか」


え?


私はまたしても宇宙猫顔になる。



その間に、糸師兄弟は家に帰ってしまった。


私は、その場から動けなかった。

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作者名:白狐狼 | 作成日時:2024年1月14日 20時

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