下まつげ兄弟がいる世界に転生したら、人間じゃなくて猫だった (ページ1)

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子猫を助けたら子猫に転生ページ1

私はそこら辺にいるオタク女子中学生だ。

今はママさんに頼まれて、晩御飯のお使いでスーパーに来ている。

『えーっと、これとあれとそれとあれと_______』

手早く商品をカゴに入れ、会計をして外に出た。

帰宅途中。

公園前の横断歩道。ド真ん中に黒色の子猫がいる。信号は赤。左からトラック。

さあどうする。

『………』

助けるしかないね、猫ちゃんかわいそうだし！
死んでもワンチャン転生できるかもしれない！

そう思って、私は荷物を下ろして、走り出した。少しの欲も持って。

猫ちゃんを抱いた時、トラックがすぐ左に迫ってきていた。反射的に目を閉じて、猫ちゃんを強く抱き締める。

身を固くしていた時。不意に、身体が浮いた。思わず目を開くと、景色がスローモーションで流れていく。

漫画とかでよくあるけど、マジであるんだな。こういうの。

と思った瞬間、身体が地面に叩きつけられ、激痛が走る。猫ちゃんの鳴き声が遠くから聞こえた。

私はそこで、意識を手放した。

・

・

『ミャー！(訳:猫ー！)』

目を覚ました時、私は猫になっていた。

どうやら、転生はできたらしい。