木漏れ日 ページ10
2つの靴音が響く。やけに生ぬるい風が頬を撫でていった。
私の隣を歩くアズールさん。私に合わせてくれてるのが分かる。
良い人だな、と思いながらも歩く足を休めず、鏡舎へ向かおうとした。
「貴方、大丈夫ですか」
突然アズールさんの足が止まり、そんな言葉が投げかけられた。心底真面目な顔をしている。
え、何、ギャップ萌え？？(？)
これだから胡散臭さと真面目さをどちらも兼ね備える奴は…！！()
そう感動(笑)しながらも、私も足を止めアズールさんの問いに答えるべく口を開く。
『大丈夫だよ』
「強がってませんか」
きっと、この世界の私はジェイド氏のことが大好きだったんだろう。
私は記憶によると今日に限らず一般公開の日には必ずラウンジへ訪れてジェイド氏を呼び止めて話していた。いや迷惑すぎんか？？
一歩間違えてたら私の地雷踏んでたよ、今世の私。
アズールさんに乾いた笑いを漏らす。
正直1人の推しに嫌われたことには結構なショックを受けてるんだけどねー！
そう思って別ベクトルの悲しみを受けてはいるね、と再び笑いかけるとアズールさんは眼鏡をカチャリとあげた。
「なら良かった」
表情は手に隠されて見えなかったけど心底安心したような声を発した。
やっぱり、優しい人なんだなと思った。
いや何シリアス展開になってんのこれ
そもそも計画が丸潰れじゃねーか、どうしてくれるんだ元凶！！！()
謎のシリアス展開と計画潰れに沸々と怒りが湧いてきた。当の元凶の1人はまた歩き出している。
マジでオクタヴィネル色々拗らせすぎじゃん？
＿＿＿
それから鏡舎に出てアズールさんに別れを告げた。
心地よい解放感をその身に感じながらも一刻も早く家に帰るために正門へ向かい、その途中で色々考えることにした。
分かったことで重要なのはこのツイステの世界は原作沿いではないということ。
そして、私が原作をぶち壊してる存在かもしれないこと。
ずかずかと考え事をしながら校内の道を歩いて行く。
転生者である私がこの世界でメインキャラに関与していくのは目に見えている(謎)
希望があるとして。きっと私がすべきことは情報収集、そして極力メインキャラに関わらないこと。
出来る限りモブとして生きていくことを…
そう考えたとき、足が止まった。
木漏れ日が私の体を照らす。周りに誰かの姿は見えない。
ここ、どこですか。
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青天の霹靂 - Sさん» ラギーくん来ました！！！我らがラギー・ブッチを待たせてしまい申し訳ありません（？）更新遅すぎますが、精一杯頑張ります！！！ (4月6日 23時) (
レス) id: 1bafc3cd7d (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - らららららラギーきゅーーーん！！！！更新ありがとうございます！！！！！！ラギーきゅん...待ってたぜ！！！(？？？？) (4月6日 23時) (レス) @page11 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
青天の霹靂 - Aliceさん» コメントありがとうございます！！そして「面白い」と、とても嬉しいお言葉……！！なるたけ更新出来るよう、頑張ります！！ (11月26日 21時) (レス) id: 1bafc3cd7d (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 初っ端からこの始まり方は面白すぎる笑続き楽しみにしてます！ (11月26日 19時) (レス) @page2 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青天の霹靂 | 作成日時：2023年11月23日 0時
