発覚 ページ11
こんな歳になっても迷子ってなるんだな
そうのほほんと考えていたが状況は大分悪である。ちなみに「おおいたわる」に見えるけど大分県は良いところですマジで。
もう、そんなことはどうでもいいんだよ！！(2回目)
大分県は良いところではあるが今はそれどころじゃない！！
さて、どうしよう。NRCの中なんて詳しく見てないし、そもそも大まかにしか位置づけられてなかったから分からんよな。こんな広いのか、おみそれいたしやした(誰)
えいやどうすればいいんだ…？マップが使える訳がないし…え、軽率に詰み？？？
もういいや、取り敢えず道なりに行ってみよう。
ご覧の通り脳内大パニック単純明快大ピンチ状態になっていながらも進もうとしていたら、かさりと葉が擦れる音が聞こえてきた。
直後、どこか胡散臭さが交じった声が私の鼓膜を震わせた。
「そこのお嬢さーん、そっちには校舎しかないッスよ」
反射的に声が聞こえてきた方を振り向く。
卒倒するかとオモタヨマジデ。
ぴくりと動く耳、捲られたシャツから見える細い手首、その先にある手には紙袋が握られていた。
一般生徒でもなく、何故こうもメインキャラとエンカウントするのだろうか……！！！それも出会っちゃいけなさそうな奴らに！！！！()
そんなことを言えるはずがなく『アッ、ア』と縮こまったカオナシになっていたらもう一度彼が口を開いた。
「迷子ッスかぁ？この学園では危険ッスよ。」
そう言って人の良さそうな笑みを浮かべるラギー・ブッチに心底頭を抱えた。
2秒くらい魂抜けていたが、取り敢えず返事をしなければと思い答える。
『お、お恥ずかしながら……』
ラギーくんは私が言った言葉に対して、「あらら」と薄すぎる反応を示した。いや何なんだよブチ太郎()
ラギーくんは貼り付けた笑みを変えず、更に聞いてきた。
「アンタ、NRC初めて来たんスか？」
『いえ、そういう訳ではないです』
「じゃあここの道へ来たことは？」
『覚えてる限りでは、ないです』
NRCには一般公開の日の度に来ていたと言うし、万が一この道へ足を踏み入れてても1度や2度だ。それならこの答えは完璧のはず……。いやこれ何の質問コーナー！？
完全に安心しきって2つの質問に答えたら、ラギー・ブッチが「うーん」と独りでに唸った。
そして言った。
「おかしいッスね〜。アンタは一般公開日には必ず校舎に行っていたのに。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 277人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青天の霹靂 - Sさん» ラギーくん来ました！！！我らがラギー・ブッチを待たせてしまい申し訳ありません（？）更新遅すぎますが、精一杯頑張ります！！！ (4月6日 23時) (
レス) id: 1bafc3cd7d (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - らららららラギーきゅーーーん！！！！更新ありがとうございます！！！！！！ラギーきゅん...待ってたぜ！！！(？？？？) (4月6日 23時) (レス) @page11 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
青天の霹靂 - Aliceさん» コメントありがとうございます！！そして「面白い」と、とても嬉しいお言葉……！！なるたけ更新出来るよう、頑張ります！！ (11月26日 21時) (レス) id: 1bafc3cd7d (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 初っ端からこの始まり方は面白すぎる笑続き楽しみにしてます！ (11月26日 19時) (レス) @page2 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青天の霹靂 | 作成日時：2023年11月23日 0時
