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気になる【urt】 ページ1

「ねぇ、うらたさん。」

「なに?」

「私、リンス流したっけ?」

ドライヤーをかける前、ふと髪を触ったらぬめぬめしてる気がした。頭洗うのなんて流れ作業だから、時々流してたかどうか忘れてしまう。

「知らないよ、一緒に入ってないし。」

「うーん。」

どっちだったけ。

「気になるなら、流しに行けば?」

「めんどくさい。それに寒いし。」

髪だけ流しに行ったら、もう一度湯船に浸からなくては寒くてたまらないだろう。今は冬だし、シャワーで済ませたら極寒だ。
だからといって湯船に浸かるのはめんどくさい。

「でも気になるんでしょ。」

うーん、うーんとまだ決心がつかず唸っていると、痺れを切らしたのかうらたさんがため息をついた。

「わかった。ちゃんと流してきたら、俺が温めてあげる。」

「え!ほんと!じゃあ行ってくる!」

現金なヤツと言われるかもしれないが、いちゃいちゃたいむは大好きだから、ルンルンでお風呂場に向かった。

-----------------------------

「うらたさん〜、寒い〜」

多分流してなかったであろうリンスを流して、ちゃんと拭いて、服を着て、うらたさんのいるリビングに向かった。

「はいはい、おつかれ。」

どうやらドライヤーを持って待機してくれたみたいだ。でも、そういうのじゃない。

「うらたさんが温めてくれるんじゃないの?」

「髪の毛乾かしてからね。Aの髪綺麗なんだから。」

ブオーンと言う機械音と共に、暖かい風が来る。なんか、不服。ただ、髪の毛を滑らす手の動きは心地よくて、ご機嫌になってしまう。

「ほら、終わったよ。」

オイルまでつけてもらって、髪の毛はサラサラになっていた。私よりこの人女子力高いんじゃないか。

「ありがとう。」

嬉しいけど、この後のイチャイチャが楽しみで、うらたさんの事じーっと見つめてしまう。

▽→



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設定タグ:浦島坂田船 , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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しののん(プロフ) - 乃々夏さん» ありがとうございます!!そんな、もったいないお言葉です。これからも、自分のペースでキュンキュンできるような文章書けるよう頑張るので応援してくれたら嬉しいです。私はそんな可愛いこと言ってくれる乃々夏さんが好きですよ。 (2021年4月21日 23時) (レス) id: cf6d46ce71 (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - あ、もうなんか…いろいろ最高すぎて…////ありがとうございます(?)うらたさんのせんせ、めっちゃ好きでした!!!えちえちのうらたさんに弱いんです…。あの、え、好きです(唐突) (2021年4月21日 22時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
しののん(プロフ) - こちらこそ、リクエストありがとうございました!!書いててめちゃめちゃ楽しかったです!これからもご愛読いただけると幸いです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: d1ef548834 (このIDを非表示/違反報告)
雛*Hina(プロフ) - ひゃあああああああ!!!!! ありがとうございました!!!! 読んでてめっちゃぞくぞくしました…… こたぬきなので順番まわってきて嬉しかったです……w (2021年3月16日 20時) (レス) id: 0414141c02 (このIDを非表示/違反報告)
しののん(プロフ) - 雛*Hinaさん» コメント、ご愛読、ありがとうございます!リクエスト了解しました。ホワイトデーの話が終わり次第執筆しますので、ゆったり待ってくれると嬉しいです。これからも楽しんで貰えるよう頑張るので、応援してくれると幸いです!! (2021年3月15日 20時) (レス) id: d1ef548834 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しののん | 作成日時:2021年3月10日 11時

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