妖怪ウォッチシャドウサイド〜群青の絆〜

ナツメ、大ピンチ！ ページ7

「んあ？貴様らは何ニャン。」
ジバニャンがナツメたちを見上げ、呟く。

ナツメは勇気を振り絞ってジバニャンに語りかける。
「鬼まろって言う妖怪がこの世界を侵食してるの！お願い、力を貸して！」
「俺様には関係ないことニャン。」
ジバニャンがそう言うとアキノリがすかさず…
「そこをなんとか！お願いします！」
というとジバニャンは…
「それをいうなら、チョコを2トンくれたらいいニャンよ。」
と答えた。

「チョコを2トン！？」
「そんなに無理だよ！」
「じゃあ、交渉決裂ニャン。」
「「そんなぁ〜」」
そんなことを言っているとトラックの音と猫の鳴き声が聞こえる。
ナツメが道路へ飛び出し、猫を抱える。
歩道に行こうとしたが猫が暴れ、車道に倒れこんでしまった。

式部はすかさず人間の姿になると、自身の妖怪ウォッチの弁慶の憑依剣を取り出す。
「なんと！あの狐は式部様であったか！」
「なんだってでウィス〜！！」
ナツメとアキノリはポカンとしている。
「憑依、幻魔・弁慶！我に従いその姿を預けよ！」
『承知した！』
(オーガみたいな感じです！)
青い光が止むと幻魔の弁慶が出てきた。
「弁慶、あ、押して参る〜！」
「なんかカッコいい！」
「エルダ以外にも使えるウォッチがあるんでウィスか！？」
思わぬウォッチと王女の登場で混乱している。

「ぬぅぅぅぅ〜！やぁぁぁぁぁぁぁ！」
若干弁慶が押されている。
ジバニャンはシャドウサイドに変わり、トラックをペシャンコに潰した。
「だからこの通りは嫌なんだ〜！！！」

「ありがとう、ジバニャン、えっとー「式部です！よろしくね！」式部ちゃん！」
ナツメはジバニャンと式部にお礼を告げた。
「よかったね〜猫ちゃん。「ニャァ〜」ふふふっくすぐったいよ！…」
ジバニャンはその姿を静かに見ていた。

「わかったニャン。協力してやるニャン。」
「「やった〜！！！」」

トウマを救いに→←被害は広がる〜協力者はネコ！？〜

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