いざ、人間界へ! ページ4
「あっ…あれは、赤い月…」
自室で外を見ていた蛇王式部はある変化に気づく。
すぐに本棚の妖怪大全を開き、目的のページを探した。
〔赤い月・・・鬼王・羅仙が地球に復活する前兆。鬼まろという妖怪ウイルスがばらまかれる。〕
式部は急いで服を着替え、左腕にマジカル召憑鏡をつける。
そして父、蛇王カイラとその使い、ウーラに見つからぬよう、窓から抜け出した。
「(トウマくんに危害がないといいけど…)」
そしてある場所を目指した。
ー妖魔界 地下牢獄ー
「ん…?式部か」
地下牢獄の一番奥に捕らえられていたエンマはその妖気で式部が来たことを確認した。
「エンマ様。大丈夫ですか?」
「あぁ。カイラはどうだ。」
「今度は妖怪の幹部を集め、自分を王だと認めさせようとしております。」
それと…と式部が口を開くがエンマが言葉を遮る。
「鬼王・羅仙の復活だな。」
「はい。その力に対抗するためには妖怪ウォッチの力が必要不可欠かと。」
式部が事細かく説明するのを聞き、エンマが口を開く。
「すでにお前のその妖怪ウォッチマジカルと同じく、古の民によって作られた『エルダ魔銅鏡』をすでに回収、改良してウィスパーに持たせている。ただ…「所有者の問題でございますね。」あぁ。その様子だと全て知っているだろう。そんなところだ。」
エンマとの会話に一区切りつけ、式部はため息をついた。
「わたくしが人間界へ行ってまいります。」
「あぁ。頼む。ウィスパーのところにも行ってやってくれ。疲れているだろう。」
「承知しました。仰せの通りに。」
エンマとカイラは敵対している。
式部はどちらかというとエンマ派だ。
自分の父を見放すなど聞いたことがないが、父が元に戻って欲しいというのが式部の願いだ。
式部は地下牢獄を出ると人間界に続くえんえんトンネルに走ってむかった。
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闇月 反流乗(プロフ) - ぷに坊さん» 嬉しいです!そう言ってもらえると作者のモチベーションも上がります^_^ぷに坊さんの小説もすごく読みやすくて面白いです!お互い頑張りましょうね!実は闇月反流乗は山下琥珀のサブ垢なんです山下琥珀の方も読んでみてくださいねコメありがとうございます! (2019年2月25日 18時) (レス) id: 4b72fed84d (このIDを非表示/違反報告)
ぷに坊(プロフ) - 続きがとても気になります……!更新頑張ってください!そして、長文のコメント失礼致しました。(まだ一つ感想伝えたいんですけどネタバレになると思うので我慢します…) (2019年2月24日 16時) (レス) id: 8d68cfe689 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに坊(プロフ) - 闇月反流乗さんこんにちは!先日言った通りさっそく拝読させていただきました……!設定だとか原作の物語に夢主ちゃんがとてもうまく溶け込んでいて……文章の書き方もそうですし、口下手なので感想が上手く伝えられないのですが素敵だな、好きだな。と思いました。(続) (2019年2月24日 16時) (レス) id: 8d68cfe689 (このIDを非表示/違反報告)
闇月 反流乗(プロフ) - ありがとうございます!励みになります^ - ^良かったら夢主ちゃんに100の質問してみよう!もご覧になってください!より知れると思います。ちなみに山下琥珀で制作ってやつです! (2019年1月6日 20時) (レス) id: 4b72fed84d (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - コメント欄失礼します!この作品一番最高です!これからもがんばってください (2019年1月6日 18時) (レス) id: 72678932a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇月 反流乗 | 作成日時:2018年12月25日 4時