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A「トリコさんの脅威を感じ取った？」
ﾄﾘｺ「雨……そうか！俺の体にこびり付いていた下っ端の匂いが雨で流れかかってるんだ！よぉし！いいぞ！｣
トリコの体から赤いオーラが溢れ出す。
トリコの背中にしがみついていた小松は恐怖が無くなったのか震えが止まって冷静になり始める。
閉じていた目を開いて周りを見渡すと虹の実が実っている樹のに近くに白い毛皮のトロルコングに小松の目に入る。
しかし、そのトロルコングは空を見上げた後、奥の方へと隠れていった。
小松「何？今の…」
次の瞬間、大きな雷がトリコたちの前に落ちてきてトロルコングたちは怯んで下がっていく。
ﾄﾘｺ「危ねぇ…虹の木に落ちてたら終わりだぞ。
急いでボスを探さねぇと！今の雷で真っ先にビビった奴はどいつだ！？」
小松「え？何でですか？」
A「それがボスです！」
小松「でも、ボスって普通一番びっくりしない奴なんじゃ…」
ﾄﾘｺ「逆だ。群れのボスに必要なのは強さ以上に危機管理能力！危険を真っ先に察知する奴こそがボスの器だ！」
小松「だったら雷が落ちる前に真っ先に隠れた奴いましたけど…」
ﾄﾘｺ「なに？」
小松「あの…奥のあの白い奴です。」
小松が指を指した先に先程隠れていた白い毛並みのトロルコングをトリコとAの目にも入る。
シルバーバック(哺乳獣類)＿＿捕獲レベル10
A「なるほど…年長者の証の白い毛並み。"シルバーバック"。彼がこのトロルコングたちのボスで間違いない様ですね。」
ﾄﾘｺ｢お前よく気付いたじゃねぇか。」
小松「いえ、トリコさんの背中にいたら何か恐怖心が無くなって…冷静に周りがよく見えたって言うか…何か不思議なんですけど…」
A「さすがお手柄ですね。小松さん。」
小松「はい！」
ﾄﾘｺ「さてと…俺の体の下っ端の匂いはもはや完全に流れ去った様だな…」
トリコの体から赤い鬼神が現れてトロルコング達はトリコの脅威に怯んで道を開けていく。
そして群れのボス…シルバーバックの前まで来てお互いに睨み合う。
Aとトロルコングたちはその様子を後ろで見守っている。
「ゴァアァアァ！！！」
トリコの手と同様に赤い鬼神の手はシルバーバックの頭の上に置いた後、優しく撫でる。
雨の音しか聞こえない…それ程静かに闘いは決着についた。
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キララ@現実逃避(プロフ) - カモノハシさん» そうです！ (6時間前) (
レス) id: ffe991e8d4 (このIDを非表示/違反報告)
カモノハシ(プロフ) - 漫画世界じゃなくてアニメ世界ですかね？ (7時間前) (レス) @page23 id: f75d3d0576 (このIDを非表示/違反報告)
カモノハシ(プロフ) - 原作だとトロルコングにゲロ吐かれてますけど、ゲロ付きトリコは汚いから変更したんですかね？ (5月2日 15時) (レス) @page6 id: f75d3d0576 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 面白いです、更新お待ちしております (6月17日 22時) (レス) id: cbd5b1c587 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - トリコ小説は数が少ない上にトリコとのラブラブが多くて嫌いだったのですが、ココなら切り大丈夫なのでよかったです。更新頑張ってください応援します (2023年3月20日 20時) (レス) @page23 id: 0c4c2f8b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キララ@現実逃避 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年12月15日 15時
