SERVAMP＿願いを込めて、君に祝福を＿ 2

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桜哉が三本のナイフを取り出した時、私に向かって襲いかかったがクロが私を庇って赤い血が飛ぶのが見えた。


真昼「クロ…ッ」


さらに手品師の吸血鬼が飛んできて2本の剣を握ってクロを刺した。


……嘘だ…桜哉が…


切った


裂いた


クロを


私を


桜哉が


人を殺してた…？



真昼「桜哉が…吸血鬼なんて嘘だ…っ」


桜哉「嘘だったら良かったのになあ！吸血鬼が出るって話もオレが吸血鬼だってことも！

…人はみんな都合のいいほうの「嘘」を信じたがる。俺たち吸血鬼はそういう気持ちにつけこんで催眠にかけるんだ…お前にオレを幼馴染みだと信じさせるのは簡単だったよ。

だってそれをお前が望んでいたから。

真昼…どうしてお前なんだ…お前が猫を拾わなければ、ただの猫だなんて嘘をつかなければオレは今…お前側に立っていたかもしれないのに。

オレは明日もお前の親友でいられたのに。

こんな簡単なことで世界なんて壊れていくんだよ。」


真昼「私はっ…私はただ！吸血鬼のことに…友達みんなを…貴方を巻き込みたくなかったから…っ」


桜哉「黙れ！！

オレを信用してないから話さなかったんだろ！！オレを友達だと思ってるならどうして嘘なんかついた！？オレのために(・・・)嘘をついたって言いたいのか！？」


真昼「違う…っ」


桜哉「オレは嘘つきが一番嫌いだ…お前が嘘なんてつくからもうお前の何一つ信じられねえよ。
頭から爪先までバラバラになりそうだ。嘘をつかれるってそういう気持ちだ。

バラバラになったあとは二度ともとの形には戻らない。一度嘘をつかれたらつかれる前の関係には決して戻らないんだ。何もかも疑ってしまうから。

教えてやる人がバレてないと思っている嘘の九割はバレているんだ。

＿＿＿＿ああでも、その嘘を嘘だと知りながら知らないフリをしていたオレも嘘をついていたことになって…ああ…


ああああああああああああああああ！！！」

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