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その後、私はお粥を完食して薬を飲んだ。
「早く横になって寝ろ」とクロに言われたので言う通りに布団の中に入って眠りについたが、体の体温がだんだん高くなってきて息が上がってくる。
今まで感じたことないような体の熱さに苦しんでいるそんな中、私は夢を見ていた。
真っ暗な暗闇の中で男の子の鳴き声が聞こえてくる。
…誰か…泣いてる…？
真っ暗な世界の真ん中に小さい男の子がブランコに座って泣いている姿が見えてくる。
その男の子は顔を俯いていて顔が見えないがどこか見覚えのある髪に私は気づいた。
…さ、くや…？
特徴的な髪に間違えなく桜哉だとわかった。小さい桜哉は何も言わず嗚咽しながら泣き続けている。
なんで桜哉が…どうして泣いているの…？
＿＿その時だった。
「お願い…あの子を見捨てないで…」
聞き覚えのない女性の声が聞こえて、それを最後に私は夢から目が覚めた。横から小さい吐息が聞こえてきて顔を振り向くと体を丸くして眠っているクロの姿があった。時計を見るば針は5時を回っていて窓から見える外は夕焼けとなっている。
少し軽くなった身体を起こしてさっき見ていた夢を思い出す。
今の夢に出てきた男の子…桜哉だよね…？それに…最後の女の人の声…
＿＿お願い…あの子を見捨てないで…＿＿
…”あの子”って…もしかして…
包帯で巻いている右手首をするりと撫でる。
思え返せば私…桜哉のこと何も知らない…
記憶を捏造されていて一緒にいただけで桜哉の事なんて何も知らない。両親はどんな人だったのか、兄弟はいたのか、桜哉のことに関して思い出そうとするけどそれらが全部本当なのか嘘なのかわからなかった。
……いや、ずっと一緒にいるから桜哉のことは知っていると思い込んでいる自分がいたのだろう。それは彼に記憶を捏造されていたせいなのかそれとも自分が彼のことを知ろうとしなかったせいなのか…
桜哉はどんな気持ちで私と一緒にいたんだろう…あの時…本当に私たちを殺そうと思っていたの…？
そう考えて涙腺が緩み始めた途端、ふとテーブルの上にあるリストバンドに目に入った。
桜哉がくれたリストバンド…
クロを起こさないようにゆっくりとベットから降りてテーブルの上に置いてあるリストバンドを手に取ると恥ずかしそうにプレゼントしてくれた桜哉の姿を思い出す。
真昼「っ……」
私はリストバンドを胸に当てて握った。
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あい - わかりましたありがとうございます (1月29日 19時) (
レス) id: 014f716f18 (このIDを非表示/違反報告)
キララ@現実逃避(プロフ) - あいさん» 私のアカウントが出てきたらフォローボタンを押していただければ完了です。 (1月29日 14時) (レス) id: ffe991e8d4 (このIDを非表示/違反報告)
キララ@現実逃避(プロフ) - あいさん» Ｘと言うアプリをダウンロードをして頂いてから自分のアカウントを作ってください。それが出来たら画面の下の枠にあるホームとコミニュティの間にあるマークを押したら検索が出来ますのでそこの枠に私のユーザー名を入れてみてください。 (1月29日 14時) (レス) id: ffe991e8d4 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あのツイッターをしてないですけど。どうすればいいですか。 (1月29日 13時) (レス) @page26 id: 014f716f18 (このIDを非表示/違反報告)
キララ@現実逃避(プロフ) - あいさん» 更新遅くなってすみません。体調を気にしながら頑張っていきます！ (1月28日 23時) (レス) id: ffe991e8d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キララ@現実逃避 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2023年11月21日 0時
