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ーﾘｳﾞｧｲsideー
エルヴィンと別れ部屋に戻る。
戻る途中Aは何か考えているようで何も喋らなかった。
((ガチャッ))
部屋に入り、Aの様子を見ていると、
目が合った。
咄嗟に目を逸らすA。
ﾘｳﾞｧｲ「おい、さっきから何を考えているんだ。」
気になっていた事を聞いてみた。
貴「いえ、その、大した事じゃないです！」
ﾘｳﾞｧｲ「なんだ、言え。」
何を考えているのか気になる。
貴「…リヴァイさんは、偉い方なのに
どうして私みたいな子供を
気にかけてくれるんですか？」
そんなことか。
まあ、俺の過去を知らないAからしたら不思議なのだろう。
ﾘｳﾞｧｲ「簡単な事だ。俺も地下街出身だからな。」
貴「そうなんですか！？」
驚きが隠せず、目を丸くするA。
一々、反応が大袈裟だな。
ﾘｳﾞｧｲ「あぁ、1年前にエルヴィンに勧誘されて
調査兵団に入団した。
それまでは地下街に仲間と3人でいた。」
貴「そうだったんですね、なんか、
少し安心しました。」
ﾘｳﾞｧｲ「そうか。」
何を安心したのか知らねぇがまあいい。
貴「リヴァイさんの仲間？のお2人は
調査兵団にいらっしゃるんですか？」
ﾘｳﾞｧｲ「…2人共、1年前に死んだ。」
もう立ち直ってはいるが、
やはり、思い出すと辛い。
貴「…え、すみません……」
申し訳なさそうにするA。
ﾘｳﾞｧｲ「お前が謝ることじゃねぇ。
お前を拾った日は2人を亡くしてから
1年が経った日だった。
そんな日にお前を見つけたから
恐らく2人と重ねたんだろうな。」
貴「私、その、リヴァイさんの仲間の人については
知らないですけど、
私は死なないで傍にいます！」
何を思ったか知らんがAは言った。
Aの顔を見ると
強い意志を持った様な顔をしていた。
気休めや慰めの言葉では無く、
心からそう思って言ったのだとわかった。
ﾘｳﾞｧｲ「…ガキが生意気な口叩くんじゃねぇ。」
貴「すみません…」
口ではそう言ったが
悪い気はしなかった。
元々手放すつもりもなかったし、
守ってやるとも思っていた。
ただ、Aの言葉で
その気持ちがより強固になったのは確かだった。
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那月(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！こんな駄作で宜しければ是非お願いします(*´∀｀) (2020年10月19日 15時) (
レス) id: e3fa3152f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 作品を読んで感動しました！作品を参考してよろしいですか？？ (2020年10月19日 10時) (レス) id: 243dd4bfbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：那月 | 作成日時：2020年7月16日 2時
