年下彼氏、いかがですか？【Kento.N】

◯8.Kento side ページ8

だんだんと慣れてきたのか、


「あんたってどうせ彼女いるんでしょ。だから信じらんないのよ。でもね、ジャニオタだって色々割り切って生きてんだよ？」


とか語り出すAちゃん。
結構ぐさぐさくるんですけど。(笑)


･


「俺らのこと詳しいんだ？」


「うーん。今はそうでも。わたし、熱しやすく冷めやすいタチなの。トキヤに惚れたらトキヤしか見れなくなっちゃうの。」


そういって、目に少し涙を溜めながら儚く笑う彼女は、やっぱり綺麗だった。


「Aちゃん、また俺らのファンになってよ。」


「むりむり。ハマったらとことんだからさ、金欠フラグびんびんだもん。てかこらあー！年下のくせに！A様と呼べ！」


シビアなこと言って、またキラキラ笑う。


「なんか魅力的だよね。Aちゃん。」

って思ったことが口に出ると、
また真っ赤になって、


「ガキのくせに」


って。俺たち2コしか変わんないじゃん。

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