★3.Kento side ページ47
「あっ、いやぁ。これはですね〜」
黒目がちの瞳をユラユラさせながら無理に笑おうとする風磨の後ろから
「ちょっと風磨ー!なんで先に出ちゃったの?もー。床が濡れちゃう…けんと…なんで…」
俺の彼女であるはずのAちゃん。
なんで風磨が?
なんで風磨って呼んでる?
いつから2人は知り合いなんだ?
幾つもの疑問が脳を駆け巡る中、
「…っ…」
「健人!」「中島!」
2人の声に背を向けて俺は走り出すしかなかった…
デジャヴ?…でも。
俺はこんな状況で冷静に話せるほど大人じゃないんだよ。Aちゃん。
・
・
・
昼間だからリカコさんたちのお店もやってなくて、俺が辿り着いたのは近くの公園だった。
「はぁ…」
付き合って3ヶ月。
前にAちゃんと見てたTVで‘カップルは3ヶ月が節目’っていうのを聞いてたばっかりだった。
特に気にせず聞いてたけど…。
どうにも抜け出せないサイクルに悩んでいると、向かいのスーパーから見慣れた顔をみつけた。
「マリアちゃん…?」
思わず立ち上がると、すぐに気づいてくれた。
「健人さん!今からAちゃんのお家にお邪魔するんですよ!一緒にどうですか?」
「え…でも…てかなんでAのこと・・・」
「いいから!行きましょう?」
やっぱりココは芸能人と言ったところで、マリアちゃんは俺の3歩前を歩いていく。
「今日、風磨くんもお邪魔してるんですよ〜知ってます?」
「まあ…ていうかなんで‥」
「Aちゃんって、私の初めての女友達なんです。私、ひとりでアイドルやってて、本当にAちゃんには救われてて」
「…。」
「まあ風磨君もあんなんだし、今も1人で買い物行かされたんですけど。」
何かを思い出したかのようにふふっと微笑んだマリアちゃん。
…でも、Aちゃんは風磨と2人で…。
上半身裸の風磨が浮かんで胸が痛くなる。
「マリアちゃんは…
Aちゃんと風磨が一緒に居てなんとも思わないの?」
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ぽっぴん(プロフ) - とても面白かったです!続編が見たいです…!!! (2017年3月3日 2時) (レス) id: c22c07e894 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - りすさん» わぁ!ありがとうございます!!私も年下ですよ〜笑。そうなんですね!テストお疲れ様でした!頑張ります泣。これからもよろしくお願いします! (2014年11月29日 19時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
りす - ずっと読んでました!すっごく面白かったです。健人君より年下ですが…(笑)私もテスト終わったばっかで頑張ってくださいね♪ (2014年11月29日 7時) (レス) id: e8a3a6402e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - にゃさん» ありがとうー! (2014年11月26日 18時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - 完結してるー。お疲れさん。 (2014年11月26日 18時) (レス) id: 6b865dbf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅ぽにょ | 作成日時:2014年10月6日 10時