年下彼氏、いかがですか？【Kento.N】

★2.Kento side ページ46

A-友達夕方には帰るからそしたら会いにきてくれる？


「へっ」


Aちゃんに断られても行く当てが無いしダラダラ過ごしていた俺に天使のメッセージが届く。

一気にニヤける顔は不可抗力。不可抗力。
てか‘会いに来て？’って可愛すぎ‼
女の子もコレ言われたら嬉しいかな〜。
今度Sexy girlに披露しようかな！


夕方って事は…早くて4時？
今は3時…
3時ってもう夕方だよね？うん。
LINE着たばっかだけど、そんなの関係ない。

俺が行ったら、Aちゃん喜んでくれるかな…？


・


最近この部屋の前___つまりAちゃんの部屋なんだけど。

Aちゃんが居なくなったらどうしようって不安に駆られる。
普通のカップルとしてなかなかデートも出来ないし、部屋に入り浸ってるだけ。
2人の写真も迂闊には残せない。
こんな俺をどれくらいAちゃんは受け入れてくれてるんだろう。


すぅっと息を整えてチャイムを鳴らす。


・


「ほーいっ……ぁ…」


俺の不安とは裏腹に、ドアを開けたのは


「…風…磨…？」


タオルを肩にかけ、髪の毛から水を滴らせた風磨だった。

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