年下彼氏、いかがですか？【Kento.N】

○40.Kento side ページ40

「今日は残り雑誌のインタビュー＆撮影でもう終わりです！8時には帰れます！Sexy Zoneの皆さん、特に中島さんお疲れ様でした！明日はオフです！」


「「「よっしゃーー！！！！！！」」」


「では、こちらのスタジオにお願いします！」


「よろしくお願いしますー！」


･


「中島」


「風磨…」


「大丈夫か？クマできてんぞ？」


「今日やっとAちゃんに会いに行くんだ…」


「そっか…。じゃ！早く終わらせなきゃな？」


そう言って俺の肩をポンと叩いた風磨。
ありがとう。

怖い。
でも、10日のカウントダウンが今日終わる。



あの笑顔に会いたい。
身体も心も、Aちゃんに会って充電したい。


･


「それではお疲れ様でしたー！！」


その言葉を耳に残したまま、マネージャーの送りを無視してタクシーに飛び乗った。


•


「はあっ…Aちゃん…っ」


少し前で降ろしてもらい、アパートに向かうと、二人の男女…


「Aちゃん…」


見える女の横顔は、Aちゃんに間違いなくて…その彼女が放った


「…トキヤさんのこと、好きです…」


の言葉に、俺は我を忘れて走り出していた。

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