年下彼氏、いかがですか？【Kento.N】

○36.Kento side ページ36

「すいません中島さん、、予定詰め込んじゃいました」


「……ほんとだ。すっごい詰め込んだね？」


「ま、よろしくお願いします！」


「はーい…」


いつものアイドル☆けんてぃーが消え失せてしまうくらいにぎゅうぎゅうに入ったスケジュール。
当分睡眠時間ないなぁ…。

なんて考えつつ、手元に残ったメッセージを既読無視したまま、3日が過ぎてしまっている。



•


「はよ。中島。」


「おはよー。」


「…まだ会ってねーの？」


「…うん。本当に自己中だっていうのは分かってるんだけど･･･」


｢中島･･･俺はお前の味方だけど、今のお前は後悔ばっかで逃げてるようにしか見えねーよ。ミリアってやつもこんなんじゃ可哀想だ。」


ため息をつく風磨の意見が正論すぎて、
どんどん気持ちが沈んでいく。


自分が最低なコトしてるっていうのはわかってる。

でも、ほんとに好きだからこそできないことがある。
怖くてたまらない。


10日後、仕事ぜんぶ終えて会いに行く。

それまでAちゃん、待っててくれるかな。

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