年下彼氏、いかがですか？【Kento.N】

◯11.You side ページ11

シャワー浴びて、髪整えて、化粧して、服着替えて、うん。こんなもんだよね？

べろんべろんの姿見られてるんだし。

年下だし･･･


．


半信半疑で隣のドアに向かう。
徒歩3秒。


ピンポーン


「はーい」


聞いたことある声と共に現れるアイドルスマイル。


「あ！Aちゃん！来てくれた？」


思い出した。


「中島健人じゃん･･･。」


そんなわたしにへっ？てリスみたいな顔して


「はい。カギ♪」


って投げ出された。


携帯小説でよく読んでたけど･･･
こんなことってあるの?!


「ねえ、上がってく？って言っても俺そんな時間ないんだよね。Aちゃん絶対俺のこと忘れてそうだからどうしてももっかい会いたくてさ。

嘘ついて書いちゃったよ。オフって。」


ってキラキラスマイルに全力で首を振って


「風磨によろしくね？」


って少し明るい茶髪をわしゃわしゃして、家に戻った。


．


ひいーーーー！やっちゃった！！！
バカか。わたしは。

フライデーされる！
ジャニオタに殺される！


「ごめんなさいいいいい」


もう関わることないんだろうな･･･

アイドルなんて。
ましてや、ジャニーズなんて。


でも、トキヤのことをちょぴっと和らげてくれたあのアイドルくんにちょぴっと感謝してる。

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