このストーカー共をどうにかしてください！！！！part2 (ページ19)

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願い2‐19 ページ19

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「そら、、それ虫刺され？」

『はぇ？』

夏休み終盤、1日目の夏祭りに雪ちゃんと来ていた。本来は

おばあちゃんに手伝ってもらいながら浴衣を着て普段しない化粧をして、髪型も変えた。

少し屋台を歩いていると雪ちゃんがうなじをトントンと指でつついて赤くなっていると言ってくれた

『うーん、虫刺されなんかなぁ...』

生憎見えないため、そういうしか無かった。
だけど本当は違う。

あいつが付けたんだ

「最近蚊多いからなぁ...。」

『虫除けでもしてこれば良かったわ...w』

「ほんとそれ。
あ、りんご飴食べたいから行くよ」

『はーい』

雪ちゃんとはぐれないように手を繋ぐと雪ちゃんは顔を赤くした

あら、雪ちゃんうぶ？

『そういや、雪ちゃん翠とはどーなん？』

「ふ、普通よ。」

『連絡とったりは？』

「...そこそこ？」

そっぽを向いて呟くように言った雪ちゃん。
ほんまマジで可愛いなぁ...

僕知ってるんやで。

オスマンが通知来た途端スマホ見てニヤついてんの。

しかもその相手が雪ちゃんってことも

まぁ、これは内緒やけどな笑

「いらっしゃい！」

『りんご飴といちご飴ください』

「りんご飴といちご飴やね？600円です～
べっぴんさんやなぁ」

『ははは！辞めてくださいよー』

2人で300円を出して飴を受け取る

ゆっくり歩きながらいちご飴を食べていく

あー、甘くて美味しい...

「...私、大丈夫かな」

『...大丈夫、雪ちゃんならいける』

雪ちゃんの言葉で全てを悟った自分はそういうしか無かった。

でも、あんたら2人ならお似合いやで

「でも、今年受験生じゃん？
少し、怖い」

『...まぁ、せやな。
卒業式っていう手もあるで？』

「卒業式か...、ううん。明日伝える。
返事はいつでもいい、伝えるだけ伝えたい。卒業式に誰かが告白してOKなんてことはやだし」

『雪ちゃん...』

ええな、雪ちゃんは。
そうやって自分の気持ちを言えるん羨ましいわ

口の中にあったいちご飴の破片が口の中を切ったのか、少し血の味がした