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*
「あぁー沁みる…」
「おっさんかよ」
「A今日どうだった？」
「そりゃもうミンジュ先生のおかげで上々ですよ〜」
小さな居酒屋の隅のテーブル。
いつものメンバーでビール瓶をぶつけあって乾杯。久しぶりに喉を通る炭酸と苦味が今日は格別に美味く感じる。
「ソンウは国際政治学の試験どーだった？」
「コクサイ？セイジガク？ちょっと何言ってるか分かんないっす」
「こいつさぁヤマ勘ほぼ外れたらしいよ」
「あぁ…ショックがでかすぎて記憶から消し去ってるのか」
「「可哀想なソンウ…」」
「言うなよばかーー！！」
一週間の勉強漬け生活が終わった開放感に包まれながら、飲んで食べて笑って。
帰ってきてからまた缶ビールで何回めかの乾杯。
「ありがとなミンジュ〜、ほんと助かったよ」
「はは、何そんなギリギリだったのお前」
「今回ダメだったら多分留年してたと思う」
「まじか。でもなんか合宿みたいで案外楽しかったな」
「うん、俺も」
結構飲んできたはずなのに、ミンジュが作る美味しい肴を言い訳に、あっという間に空っぽになった缶を捨てて立ち上がった。
「なぁA」
「ん〜？」
「仕事、辛い？」
次のビールを探して冷蔵庫を覗いていると、後ろから飛んできた質問に手が止まった。
きっと急に泊めてくれなんて言い出した時からずっと気になってたんだろうな。だけどそれを考査が終わるまで聞かずにいてくれたのが、ミンジュの優しさ。
「…そうだね、辛いことたくさんあるよ」
缶ビールを２本持って戻ると、１本をミンジュに渡して自分の分のプルタブをグッと引いた。
「でも辞めたくはないんだろ？」
「…うん」
「なら早く帰んねーとみんな待ってんだろ」
「…それは、まぁ、分かんないけど」
つい弱音がぽろっと溢れて、それを取り繕う前にミンジュがニヤッと笑った。
「出た、イジイジA」
「なにそれ？」
「イジケモード中のA。お前って意外とナイーブだもんなぁ」
「意外？」
「うん、サバサバしてそー」
そうなのかな。まぁあんまり悩んだりすることないけど。でもこういうことは別だ。
「男ならなぁ、当たって砕けるくらいの強い気持ちでいろ！砕けたらまたここに帰ってくりゃいいだろ〜」
「…さんきゅ」
「お礼に可愛いアイドル紹介してくれ」
「俺の感動を返せバカミンジュ」
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Supiritas(プロフ) - 面白いですね！更新まってます♪ (2018年8月7日 21時) (
レス) id: 831ebf027e (このIDを非表示/違反報告)
テェギ(プロフ) - 久しぶりの更新まってました、、、続きが気になるのでぜひ、、頑張ってください、、 (2018年6月17日 20時) (レス) id: 59032997b8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃ(プロフ) - この作品好きです！更新頑張ってください！ (2018年4月8日 17時) (レス) id: 7398dae41d (このIDを非表示/違反報告)
テェギ(プロフ) - tnkさん» わ！！！楽しみにしてます！！！腐要素是非是非入れちゃってくださいもう...()スキンシップが多くてにやけるところが多数です、、最高です、、 (2018年2月25日 20時) (レス) id: 59032997b8 (このIDを非表示/違反報告)
tnk(プロフ) - テェギさん» そう言っていただけると、ますます更新頑張れます（ ; ; ）腐要素です！っていうのは入れてないつもりですが、なんせスキンシップ激しい子なので…そう感じられるかもしれません…しかしイチャイチャ以上はありません！今のところ！(多分) (2018年2月25日 20時) (レス) id: 046096478c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tnk | 作成日時：2017年12月11日 0時
