あの日の約束 (ページ8)

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8 -Juri- ページ8

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Juri side

ママと話していたらいつの間にか病院に着いていた。

事前に病室の場所は聞いていたが病院が改築しすぎてから病棟には行ったことがなく受付で場所を聞いてから小児病棟に行くことにした。

1歩ずつ近づくたびに心臓が破裂しそうなくらいドキドキしている。

無事着いたのでナースステーションで面会に来たことを伝えてから病室へ行く。

病室の前に着いてママが入った後に俺が入った。

個室の病室には点滴をしながらベッドの上半身の部分を起こしてベッドに座っているAと窓際の椅子に座っているお母さんの2人だった。

ママ「こんにちは」
「こんにちは」

A母「あー来てくれてありがとうね〜、この前はごめんね〜」
A「ごめんなさい(小声)」

俯きながら喋るA。

ママ「全然気にしないで、体調どう？まだしんどいわよね」

A母「日によるって感じかな、今日は元気な方みたい」

ママ「そっかそっか
あ、あのね、ちょっと自動販売機行きたいから一緒に来て欲しいの。改築してからどこにあるのかさっぱりでね」

A母「そうなのよね、でも綺麗になったわよね。行きましょ行きましょ、ちょっと2人待ってて？」

「分かった」
A「行ってらっしゃい」

A母「樹くんここ座ってていいからね」

「あ、ありがとうございます...」

この時内心『おいおいまじかよ母さん、、、』って思ってたことがバレるのはまた先の話。