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病院という敷地から外に出られなくなってから樹に来てもらうことしかできないのが申し訳なくて来なくていいよって言ったこともあった。
「樹。そんな毎日？毎週？来なくていいんだよ？中学生になったんだし学校の友達と遊んだりさ...」
田中「え？俺はAと居たいから来てるんだけど...迷惑だった？」
「迷惑なんて思ってないよ...だけど私なんかのためにさ...」
田中「私なんかとか言わない！そうやって言うの嫌だって言ったじゃん！俺が好きでしてることだから」
「んー...分かった...。でもさ、嫌になったらすぐ言って？」
田中「分かったから。
......あ！あのさ、クラスの仲良い奴がAに会いたいってうるさいんだよね。放課後ここに来てるの知ってるからさ...」
「へー...樹の友達なんだよね？」
田中「そうだよ、5人いて俺入れて6人でよく一緒にいるかな。みんないい奴だよ、ちょっとうるさい奴もいるけど...笑」
「そっか、ちょっと会ってみたいな。ちなみに私のことどこまで知ってる？」
田中「病気のことは詳しく説明してないけど幼馴染が入院してんだよねってだけ伝えてある。放課後病院に入って行くとこ見られちゃってさ。」
「なるほどね、学校すぐそこだからみんな近く通るもんね。いいよ、みんな予定合う時に来て？」
田中「ありがとな、体調悪くなったら言ってな。すぐ連れて帰るから」
「こちらこそありがとう、会えるの楽しみにしてる」
私は学校に行けないから病院内にある学校に週4日通っている。ちゃんと宿題も出る。
だから樹が来てくれた時に教えてもらうことがある。
って言っても遊び8割勉強2割でほとんど遊んでいたけど。
田中「よし！じゃやりますか！今日はなんの宿題あったっけな〜」
「私もしよっかな〜」
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作者名：Hana | 作成日時：2023年12月6日 3時
