38 -Juri- ページ38
.
土曜日
ベットに転がりながら携帯で動画を見ていたら1階からママが呼んでいるのが聞こえてきた。
ママ「樹ー！北斗くん来たわよー！」
「はーーい」
別に北斗だし？降りなくてもいっかって思ってそのまま居たら扉をノックする音が聞こえてきた。
松村「入るよー？」
「おー」
松村「よ、久しぶり」
「久しぶり？なのか？」
松村「あなたは相変わらずって感じなのね」
「どっちやる？１か2か」
松村「んー…とりあえず１？」
「よし、はい座って！」
松村「来て1分でゲームしてるよ」
「だってゲームしに来たっしょ？何？俺とお話でもする？」
松村「早くゲームしましょう」
元々今日は久しぶりに2人でゲームでもしようってことで遊ぶことになっていたので何にも変なことなんてない。強いて言うならこのあと北斗はAの所に行くことになっていることくらい。
途中時計を見て驚いた。いつの間にか2時間くらい経っていたらしい。
2人とも集中していたから何も気づかなかったっぽい。
松村「あれってAちゃんとの写真？」
「あー、これのこと？」
本棚の上に置いてあるフォトフレームを見ながら質問してきた北斗。
そういえば前も同じような質問されたことあったな。
松村「プレゼントでしょ？」
「何でわかんの？」
松村「何となく？ぽいなーって」
「小学校の卒業の時に貰った、んでその時に撮った写真な」
松村「なるほどね」
卒業式の時Aは入院中だったけど、式が終わってそのまま病院に行った時にお祝いでってフォトフレームをプレゼントしてくれた。
せっかくだし記念に写真を撮って貰ってその写真を飾ってある。
貰ったプレゼントはどれも大事だけどこれはエピソードも含めて大切な思い出。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 157人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Hana | 作成日時：2023年12月6日 3時
