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田中「さっきのは流石に驚きすぎじゃね？」
「いや帰りの会でね、先生が配ってたプリントに『不審者について』って書いてあって、不審者って怖いねって話をしてたの！だからタイミング的に？やば！！って思って」
田中「なるほどね」
「しかも樹って私より早かったら家にいるでしょ？外にいることってないから」
田中「それもそう」
「あ、てか昨日話してた北斗の件だけどさ、Aいつ空いてる？北斗が直接取りに来るのがいいんじゃないか？って話になってさ」
「え？北斗くん家まで来てくれるの？悪いよ、借りたの私なのに」
田中「外暑いし何かあったら困るのはAだからここは北斗のお言葉に甘えるのがいいかと」
「うーん...そう、なのかな？とりあえずお母さん帰ってきたら予定聞いてみるね」
田中「うん、あれだったらお願いしてメッセージ送ってくれてもいいし」
「あ、そうだね、そうする！」
田中「ってかさ、今日慎太郎がさ、プール行こうぜって言い出してさ.........」
それから樹の夏休みの予定をいろいろ聞きながらお菓子食べたりしていたらいつの間にかお母さんが帰ってきていた。
聞いてみたら、いつでもいいけど、もし樹くんと北斗くんが遊ぶ日があるならその時に家に寄ってもらうのはどう？と新しい提案。
2人ともそれがいいじゃん！ってことになってちょうど来週の土曜日に遊ぶ予定だったらしいからその後どう？って聞いてくれるみたい。
その場ですぐ連絡してくれて返事を待つ。
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少ししたら携帯に通知が来た。
田中「あ、A！北斗から連絡きた。大丈夫だってさ」
「ありがとう、準備しておくね」
田中「俺も準備しよ」
「何準備するの？笑」
田中「だからさっき言ったじゃん、みんなでプール行くんだって」
「あー、そうだった」
「溺れないようにちゃんと浮き輪持って行ってね」
田中「ちょっと待って、俺そんな泳げなさそうに見える？意外と泳げるぞ？」
「えー、そんなの知らなーい」
田中「えーーーー」
この空気感をなんていうのかわからないけど落ち着くっていうのか安心っていうのかな。
警戒心しかなかったあの頃の自分に見せてあげたいくらい。
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作者名：Hana | 作成日時：2023年12月6日 3時
