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また次の日
学校が終わってクラスメイトのさえちゃんと一緒に帰ってきたら私の家の前に帽子を深くかぶってて顔が見えない人が立っててなんかキョロキョロしている。
「さえちゃん、家の前に誰かいるよね?」
さえ「うん...いる...」
「え、もしかしてあの不審者......?」
やばい怪しい...と思っていたら
私に気がついたのかこっちを見ながら大きく手を振りながら名前を呼ばれた。
??「A〜〜〜!!」
「...え?あ、樹?!」
田中「そうだけど?え、なにびっくりしてんだよ」
「あ、さえちゃんもやっほー」
さえ「こんにちは」
「怪しいよ、なんで家の前でキョロキョロしてるの?いつも家の中いるじゃん」
田中「Aのお母さんいないからここに居るんだけど」
「なるほど、、」
さえ「よかった。じゃ、私は帰るねー、また明日!」
「うん、また明日!帰り気をつけて!」
さえ「うん!!でもすぐそこだけどね」
田中「ばいばーい」
それから鍵を開けて家の中に入った。
私はカバンを置きに2階に、樹は慣れた感じにリビングに行く。
また1階に戻ってきたらテーブルの上に置き手紙とお菓子が置いてあった。
それはお母さんが置いて行ったもので、『おかえりなさい!ちょっと買い物に行ってきます。お菓子食べていいよー』と書かれていた。
タイミングが悪かったから仕方ないし、滅多にお母さんが夕方に出かけることもないからたまたまなんだけど、さすがにちょっと怖かった。
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作者名:Hana | 作成日時:2023年12月6日 3時